![]() 「大切なんだね」のINDEXへ |
![]() Topのページへ |
子どもたちにとって、新学期、最初のお楽しみは、なんといっても席替えです。1学期同様、子どもたちの話し合いで、お見合い方式で決めることになりました。夏休み中に、教室も少し模様替えをして、教室の前の方にスペースをあけてみました。
[座席表 省略]
そして、係も新しく次のようになりました。
| 掲示係・・・○○・○○・○○ | 体育係・・・○○・○○・○○・○○ |
| 黒板係・・・○○・○○・○○ | 保健係・・・○○・○○・○○ |
| 学習係・・・○○・○○・○○・○○ | 生き物係・・・○○・○○・○○・○○・○○ |
| 窓 係・・・○○・○○・○○ | 図書係・・・○○・○○・○○ |
| 専科係・・・○○・○○・○○ | 電気係・・・○○・○○ |
| 配り係・・・○○・○○・○○・○○・○○ |

夏休みが終わり、元気いっぱいの笑顔を見せてくれた子どもたち。思った以上に日焼けして、みんな、何かたくましくなったように感じます。
夏休みの計画カレンダーには、楽しかった夏の思い出がたくさん書き込まれ、家族で楽しく過ごしたんだなあということが伝わってきました。また、自由課題も、なかなか力作揃いで、バラエティに富んでいました。
夏休み明けは、ちょっとぺ一スが乱れることがありますが、子どもたちは、なかなかしっかり頑張っています。授業中の態度もそうですが、給食の準備や、掃除も感心してしまいました。もちろん、休み時間は、ボールを持って外に飛び出していくのも忘れません。
大きく育ったひまわりの草丈や葉の大きさを測ってみました。夏休み中に思った以上に成長していて、子どもたちも驚いていました。
1000万までの大きな数を学習中です。最初は、1万の位を勉強して、どんどん増えていく桁数にちょっととまどい気味。4桁ずつにまとまっている仕組みを勉強して、なるほどなぁと感心していました。
「夕日がせなかをおしてくる」と詩を、紙に視写しました。なかなかバランスよく書けずに、苦戦。たった16行の詩に30分近くかかっています。「先生、字が大きくて入らなくなっちゃった」との声に、「残りを小さく書いて書いちゃえば?」と答えると、「いや、書き直す!」・・・根性あるなあ。
牛乳調べの宿題をずいぶん頑張ってきたようです。「じゃあ、発表してもらおう」と牛乳の名前を黒板に書いていく○○先生[社会科のT.T]。出るわ、出るわ、どんどん出てくるいろんな牛乳の名前に、○○先生もちょっと、あわて気味。
プール納めも終わり、久しぶりに校庭での体育。バスケットボール型ゲ一ムの練習です。1学期には、ボールを投げるのすら、ままならなかった子どもたちも、上手に投げています。とても楽しそうな顔をしていました。
![]()
今月の生活目標は、「外で元気に遊ぼう」です。学校全体の約束としては、休み時間は、教室にいないで外で遊ぼうということがあります。けれども、私は、あまり、このことについては、強制しません。教室で友達をおしゃべりしたり、本を読んだりするも、やっぱり、それぞれの楽しみ方があるんじゃないかなと思うからです。でも、今月の目標を機会に、今回は、「全員、校庭に出ましょう」と呼びかけました。 さてさて、そんなことで、校庭の様子を見てみると・・・。
いつも、休み時間になると、男の子の数名は、ボールを奪い合うように持って、校庭に飛び出していきます。そして、2組の男子と一緒にドッヂボールをします。ところが、この日は、いつも遊んでいる場所に見あたりません。はて?と思って探してみると、男女一緒に大なわで遊んでいました。しばらく見ていましたが、結構、、仲良く遊んでいます。
その隣では、数人が、バスケットゴールのシュートしています。体育の授業で、シュートゲーム、ポートボールをやっていますので、最近は、女子もボールで遊ぶ様子がよく見られます。校庭のバスケットゴールは、結構高いのですが、何度かシュートが決まり、大よろこび。
あとの子たちはどこにいるかな?と探すと、自然園の近くで2人の子がボール投
げをしています。そして、女の子数名が、東の昇降口で、なにやら、わけのわからない遊び(?)をしています。
私は、体育館につながる渡り廊下から、そっと校庭を見ていたのですが、ここから見ていると、結構、「ウォーリーを探せ!」状態で、全員は見つけられませんでした。しばらく見ていたら、子どもたちが私に気づいて、「お〜い!先生ぇ〜!」と叫びます。元気に手を振る子どもたちを見て、忙しさにかまけて、子どもたちと遊んであげないことが多かったなぁと反省する担任なのであります。
2学期になって、ちょっと力を入れているのが、ノートの取り方です。今までも、見やすいノートの書き方を指導はしましたが、今回は、ちょっと厳しく、書き直しもさせています。
はい、では、みなさん。お子さんのノートを開いてみましょう。
まずは、国語のノートです。この間、「○○○○」という説明文を勉強しました。この教材は、3年生にとっては、内容が大変難しく感じられました。そこで、段落ごとにまとめて、その関係をつかめるようにノートの取り方も工夫しました。最後の時間には、内容についての私の質問攻めにノートが大活躍しました。
漢字練習帳を見てみましょう。すでに、4,5時間をかけて、2学期に習う漢字をすべて学習してしまいました。漢字を書くときに注意すること、音読み訓読みを分けて書くこと、その漢字を使った熟語を中心にノートにまとめました。
次は、算数です。算数では、かけ算の筆算を勉強しましたので、計算と計算がくっつかないように、必ず1マスあけて書くようにさせました。また、筆算の時は、1マス1数字を基本とさせました。
理科では、学習した内容を図解して書きます。そのため、葉っぱの書き方、ひまわりの書き方なども、練習させました。
社会では、ノートはあまりとりませんが、自分が調べてきたことをまとめてたりしています。
そして、最後に1学期の最初の頃と比べてみましょう。いかがですか。ずいぶんきれいにまとめられるようになったのではないでしょうか。決して「相変わらず、字が汚い!」などと言ってはいけません。悪い面を指摘するのは簡単です。是非とも、この6ヶ月の間の進歩を見つけて、それをきちんと伝えてあげてくださいね。
学習するという活動の中で、ノートをとるということは、ほんの一部のことで、決して、学習の中心的な事柄ではないと思います。でも、学年があがるにつれ、その重要度は増していきます。今は、ちょっと大変かもしれないけど、「書いてまとめる」ということの練習なのです。
![]()
▲お忙しいとは思いますが、個人面談よろしくお願いします。▲忘れ物が増えています。声かけと一緒に連絡帳にも目を通してください▲明日、下の娘の運動会なので休暇を取らせていただきます。(『私たちの分まで応援してあげて!』との子どもたちの優しい言葉にホロリ・・・)▲漢字ドリルは自分で、どんどん進めていいことになっています。▲落とし物が多いので、筆箱の中にあるもの、すべてに名前を書くように話しました。▲教室にノートパソコンが入り、インターネットが利用できるようになりました。▲ちなみに、今は夜中の3時です・・・

前回の学級通信から、1ヶ月以上もあいてしまいました。「あぁ、出さなきゃ・・・。」と思いつつも、なかなか、筆・・・パソコンのキーが進まず、申し訳ありませんでした。
さてさて、音楽会です。学年便りでお知らせしたとおり、子どもたちは、3曲を合唱、合奏します。
合唱曲「パフ」も「カントリーロード」も、二部合唱ではないので、主旋律を歌うだけです。でも、2年生までは、「元気よく」歌う、「楽しく」歌うということが中心でしたが、専科授業になった音楽です。「音程に気をつけて」歌う、「拍を感じて」歌うなどのめあても加味されます。
「パフ」は」短い曲です。ですが、最初の「♪パフー」という音を同じ音程できちんと歌うことに気をつけて練習してきました。○○先生[音楽専科の先生]のピアノと、数人の子がリコーダーで伴奏します。このリコーダーも大きくなりすぎないように、押さえて吹くことが難しかったようです。
2曲目の「カントリーロード」。これは、子どもたちのリクエストで決定しました。この曲の
歌詞は、メロディと合わせるのが意外と難しいのです。何度も歌いこなして、練習してきました。特に「♪カントリーロード〜、この道〜ずっと〜ゆけばぁ〜」の最後部分の声の広がりを是非、お聞きください。
そして、合奏「ザ・ロンゲスト・デー・マーチ」です。初めてのリコーダーに、休み時間も、自分から練習している姿をよく目にしました。また、打楽器も、主旋律をしっかり聞かせるために、小さい音で押さえるように、しかも、リズムが狂わないように頑張っていました。
初めての音楽会。子どもたちは、どんな姿を見せてくれるのでしょうか。
○○○(総合的な学習の時間)の時間に、校門前にある△△スポット[単なる花壇です]の種まき、苗植えを行いました。(校門よりが3年生、道路側が4年生です。)
どんな△△スポットにしたいかというアイデアを考えることから始まって、今植わっているリンドウを植木鉢に植え替えたり、植える花を調べたり、土を掘り起こして、肥料(給食の残飯から作られた堆肥を利用しました)を混ぜたりしました。たったこれだけの作業でしたが、子どもたちは、結構時間もかかるし、力もいることを体験しました。
そうした経験の中から、ただ「花を植える」「種をまく」ということだけど、「自分たちだけでうまくいくだろうか」という不安がでてきました。そこで、花を植えることに詳しい人に聞こうという意見が出され、今回、○町目敬老会の「○○会」の5人の方に応援をお願いしました。
来てくださった方の中に、○○君と□□さんのおばあちゃんもいて、2人はちょっぴり照れながらも、うれしそうでした。実際の作業は、1時間程度でしたが、結構、風が冷たい中、子どもたち、いろいろ教わりながら、種をまいたり、苗を植えたりしていました。
もう、季節は冬に向かっていますので、それほど派手さはありませんが、子どもたちは、自分
たちが考えて、計画して作り上げた△△スポットに、満足そうでした。
子どもたちが、一番心配していたのは、「バスに酔うこと」です。「大丈夫!全然酔ったことないもん!」と叫ぶ子から、「う゛〜。だめかも・・・。」とうつむく子まで様々でした。
9:00出発ですので、それほどあわてなくてもいいのですが、やはり子どもたちも心配なのか、いつもよりちょっと早くの登校です。玄関前に集合して、校長先生のお話を聞いて、いよいよバスに乗り込みます。
そう言いながら、子どもたちを見回ると、すでにエチケット袋を口元に持って行っている子もいま
す。
今回の社会科見学では、バスに乗っている時間は、本当に短いです。最初の見学場所までは、10〜15分です。それでも、「自分は酔ってしまう」と思っている子には心配でしょうがないのでしょう。・・・ですが、やはり酔っている暇もなく最初の見学場所、○○文化館に到着。
文化館では、2人の専門員の方が案内してくれました。文化館自体は、結構小さく、急ぎ足なら、3分で一回りできてしまうくらいです。また、展示してある内容も3年生には、ちょっと難しいです。それでも、子どもたちは、昔の町の模型や化石などに、目を輝かせて見入っていました。
2番目の見学場所、◎区役所。バスでの移動時間は、5,6分。最初に、最上階の展望台に行って、区内の町並みを見ます。残念ながら、富士山までは見えませんでしたが、新宿の高層ビル群は、はっきりと見えました。次に、区議会場の傍聴席に座り、◎区の概要の説明を聞きました。
そして、順番に階下のフロアを回り、職員の人たちが忙しく働いている様子を見学しました。「静かにしなくちゃいけない」と緊張している子どもたちに、教育委員会の部署の方が、にこやかにほほえんでくれたのが、印象的でした。
見学中に、気分が悪い、頭が痛いという子が3人ほどでましたが、区役所から、○○自然公園まで少し歩き、お弁当を食べたら、治ってしまいました。
そして、最後の見学場所、□□□□[教科書会社の印刷工場です]。ここまでのバス移動が一番長くかかります。(それでも、15〜20分ですが・・・。)そこで、ちょっとしたゲームをして盛り上げます。ある子が歌を歌い、その間に、ハンカチを首に巻いて、手をぽんと一回打って次の子に回す。歌が終わったときに、ハンカチを持っている子が、また、歌を歌うというバスレクのよくあるゲームです。子どもたちにとっては、初めてのバスレクなのでみんな大はしゃぎ。「酔うかもしれない」なんてことは、すっかり忘れています。
□□□□では、大きな機械が所狭しと並んでいます。インクのにおいがかなりして、子どもたちは、「働いている人は、くさくないのかなぁ」と心配していました。
次々に印刷された紙が裁断され、折り畳まれ、製本されていきます。ちょうど14度版の教科書を印刷していました。
職員の方の、「この間、入ったばかりの機械は、1台4億円なんですよ!」と気合いの入った説明にも、子どもたちはあまり反応しません。一人の子が、私の方に振り向き、「先生、4億円って高いの?」・・・はい、1000万までの単位しか勉強していない子どもたちでした。
バスに乗って一路、学校へ向かいます。ガイドさんが「工場の見学はどうでした?」なんて聞いているうちに、学校に着いてしまいました。
「酔うかもしれない」と心配していた子も、笑顔で帰ることができました。確かに酔いやすい子はいますが、自己暗示的に思いこんでしまっている子もいます。バスレクなどを楽しくしていれば、ほとんどの子が酔いません。
こうして、初めてのバス見学が無事終わりました。
さてさて、先週の土曜日は、「○○フェスティバル」[いわゆるお店やさん集会です]でした。昨年まで、1,2年生は、お店を出しませんでしたので、これまた、初めての体験です。
学級会で話し合い、「宝さがし」「にらめっこ」「好きですか、きらいですか」の3つのお店を出した我が3年1組ですが、子どもたちは、本当によく頑張ってきました。自分たちで考え、自分たちで計画し、自分たち
で作り上げたことを実現させる。それは、普段の勉強ではなかなか体験できないことです。
自分たちも含めて、約190名のお客さんが来ました。3階のはじという立地条件にしては、かなりの盛況ぶりでした。
がやがや、ざわざわ・・・。給食の準備が始まりました。日直さんが前にでて、

みんな元気に、「いただきまぁす!」その時、先生がすっと立ち、言いました。
うちのクラスでは、次のような給食の約束があります。
まず、これが原則です。ですが、好き嫌いのある子にとっては、ものすごくきつい約束です。そこで、2つめの約束があります。
量が多い、体調が悪くてあまり食べられない、嫌いなものがある・・・など、こうのようなときには、自分で減らしてもよいことになっています。自分のおなかと相談して(?)食べられる量にしてよいのです。極端な話、もやし1本にしてもかまいません。他にも、いろいろ約束事はあるのですが、この2つが基本的な約束です。
子どもたちは、よく「先生、残してもいいですか」と聞きに来ます。そう言うとき、私は「それは、先生が決めることじゃないよ。自分でよく考えてごらん。」と答えます。このように言うことで、自分で考えて、もう少し食べようかなと思う子も、やっぱりこれ以上ダメだと残す子もいます。
・・・と、こんな感じできたのに、今日に限って「ミニトマトを全部食べる」なんて言い放った先生に、子どもたちは、動揺しています。先生のこの言葉に、いつもなら、残してしまう子どもたちの半数くらいは、しぶしぶ食べてしまいました。このしぶしぶ食べてしまった子たちは、逆に考えると、ミニトマトは嫌いでも、食べられる子たちです。こうして、給食の時間は、どんどん過ぎていきました。
もう少しで、給食が終わるという時間になりました。まだ、ミニトマトが食べられない子は、10人弱残っています。ここで、先生がまた言います。
なんなく食べ終わった子、しぶしぶでもたべられた子たちは、掃除をしなくていいと聞いて、大喜びで教室を出ていきます。残された子たちは。「はぁ〜。」と大きなため息をついています。
時間は更に過ぎていきます。先生はというと、教室の後ろに立ち、腕組みをしてにこりともしませ
ん。何人かが「先生、食べられたよ!」と言いにきます。「うん、頑張ったね。」と答えると、意気揚々と遊びに行きます。
10分以上たった頃でしょうか、またもや、先生が言いました。
やったぁ!とばかりに、給食を片づける子、3,4名。残った子は、4人。更に時間は過ぎていきます。一人の子が食べ終わり、片づけました。残るは、3人です。
1人の子は、ちょうど、教室の後ろに立っている先生に、背を向ける形で座っているので、どのようにして食べているかは見えません。けれども、黙々と同じような動作で食べ続けています。もう1人の子は、ちょっとかじっては、フォークの上にまた出して、じっと見つめて、再び口にします。3人目の子は、ミニトマトをフォークで小さく切って、飲み終わった牛乳瓶に水を入れてきて、まるで薬を飲むように飲み込んでいます。
と、声をかけても、3人とも、立ち上がる様子はありません。すでに食べ終わった子が、数人、外に遊びに行かず、教室に残って、頑張っている3人を応援しています。背中をさすってあげたり、こういう風にしたらいいんじゃない?とアドバイスしています。
刻々と時間がたっていきます。少しずつですが、ミニトマトは、口の中に消えていきます。自分で「食べなさい」と言っておきながら、この3人のけなげさには、正直、涙が出そうになります。
1人、食べ終わりました。そして、もう1人。2人は、教室を出ていきません。最後に残った子を、応援しています。そして、3人目も、全部食べることができました。
長い長い給食の時間が終わりました。いただきますをしてから、1時間くらいたっています。残った人たちみんなで、給食の配膳台を片づけました。
それにしても、今日の先生は、どうしてこんなにも厳しかったのでしょうか。
(つづく)
道徳の授業は、よく、みんなへの質問から始まります。今日の最初の質問は・・・。
いきなりのこんな質問に、子どもたちは、驚いています。配ったプリントに、『いい』か『
いや』かを書いて、もし、その理由があれば書いてもらいました。子どもたちは、ざわざわして、悩んでいます。
言いつけられてしまった○○君は、あわてて、
この言葉にも、子どもたちは驚いたようです。
結果は、「いい」が30名くらい、「いや」が7,8名でした。正直言うと、この結果には私が驚きました。「いや」という方が圧倒的に多いかと思っていたからです。3年生という学年では、『先生の言うことは絶対正しい』と思いこんでいる傾向はあります。けれども、逆に3年生だからこそ、素直に「いや」という気持ちもでそうなものです。
子どもたちから、そう思った理由を聞いたところ、「いい」派は、『自分たちのためを思っていってくれるのだからよい』『好き嫌いは良くないから』という意見が多く、「いや」派は、『誰にでも好き嫌いはある』という意見でした。
私の当初の予想とは、ずいぶん違っていたので、ここで、追加の質問をします。
これから、毎日、無理や食べさせられるとなったら、大変です。好き嫌いの多い子はもちろんですが、少しでも嫌いな物がある子には、辛いことです。
ところが、これも結果は、数人が「いや」派に移っただけで、大半は、「それでもいい」と言う意見でした。
ここで、しばらく、みんなの意見をどんどん出して、話し合ってもらいました。意外なことに、好き嫌いがある子が、「いい」派に賛成する意見をたくさん出します。その意見が、次第に力を強めて、明日から、毎日、好き嫌いができなくなりそうです。
みんなの話し合いに熱がこもってきたところで、授業の時間も残り少なくなりました。最後に、私が話をします。
みんな、一瞬にして静まりかえります。あんなに頑張ったのに、あまり栄養にならないなんて・・・。

子どもたちには、いくつかの例をあげ、わかりやすく説明しました。今まで、先生の厳しいやり方に賛成していた子は、呆然としています。
さっきまで、熱く議論を戦わせていた教室に声一つありません。
は、君たちが、自分でがんばれることがわかったからです。これで、授業を終わります。」
終わりのチャイムが鳴ります。子どもたちは、ちょっと照れ笑いの表情を浮かべ、帰りの用意をし始めました。
(おわり)
子どもたちは、この二学期にいろんなことに頑張ってきました。時には、辛い思いをしたり、涙に頬をぬらしたこともあります。けれども、そのひとつひとつを乗り越えてきました。
跳び箱が嫌いな子が多いのは、できるできないがあまりにはっきりしているからです。私が最初に子どもたちにやらせたのは、走っていって、2,3段の跳び箱を踏み台にしてジャンプすること。子どもたちは、「これも跳び箱なの?(注:1)」と驚いていました。そして、高くジャンプできる、できないは、ありますが、すぐに全員できました。(注:2)
もちろん、普通に跳び箱を跳ぶ運動もやります。最初はおそるおそるだった子どもたちも、だんだん、慣れてきて上手に跳べるようになってきました(注:3)。一番高い8段も何人か跳べる子もでてきました。(注:4)
3回目の跳び箱の授業が終わった後に、まだ跳べない子を休み時間に見てあげるよといったら、みんな残って挑戦しました。すでに、ある程度跳べる子も「わたしも残っていい?」と自分から、練習に参加しました。
様々な場の工夫(注:5)と「きっとできる」という気持ち(注:6)を持たせながら、練習させたところ、20分ほどで、全員2,3段は跳べるようになりました。ひとまわり小さいサイズの跳び箱でできた子もいますが、それでも、跳び箱は跳び箱です。
この「やったぁ、できたぁ!」という気持ちが大切なのです。
二学期で最も印象深かったのは、やはり、「○○フェスティバル」です。とにかく、自分たちで作り上げたという気持ちを持ってほしかったので、ずいぶん突きはなすような態度(注:7)にも出ました。それでも、子どもたちは、必死になって成功させようといろいろアイデアを(注:8)出して取り組んでいました。
目的は、「お客さんに楽しんでもらう」ということです。いくら一生懸命考えてたものでも、はっきり「それじゃ、つまらないでしょ。」とも言いました。そのかわり、子どもたちのアイデアを実現させるために、わたしも、いろいろ頭をひねりました。最初、「好きですか、きらいですか」のコーナーは、黒板に一枚ずつ問題の紙を貼っていこうと考えたのですが、それでは時間がかかりすぎます。そこで、倉庫に眠っていた紙芝居用の箱(注:9)を見つけてきました。「にらめっこ」は、あまりにオーソドックスすぎるので、ひもを引っ張るとカーテンがサッとあがるシステム(注:10)を考案しました。「宝探し」は、そのゲームのルールがわかりづらく、子どもたち自身も、よくわかっていないところがあったので、ルールの整理をしてあげました。わたしも手伝いましたが、それでも、出発は、子どもたちの様々なアイデアなのです。
自分たちでも、こんなすごいことができるんだという気持ちが、少しでも子どもたちの中に芽生えたら、それは、とても大切な宝物になるでしょう。
こうして、いろいろな経験を重ねて、目には見えないかもしれませんが、子どもたちは、確実に成長しています。もちろん、まだまだ、課題もたくさんあります。二学期後半の座席は、とてもおしゃべりが多く、先生から、次回の席替えは、先生が決めるぞ(注:11)と宣言されています。はたして、子どもたちは、この「席を先生が勝手に決める宣言」を覆すことはできるでしょうか。それは、また、三学期のお楽しみです。(注:12)
それでは、みなさん、
よいお年をお迎えください。
![]()
(注:1) もちろん、これもれっきとした跳び箱の技です。
(注:2) 子ども「先生、こんなの簡単だよ!」先生「いや、まだまだ甘い。この跳んだ瞬間に、仮面ライダー
アギトの様にこうやるんだよ。」子ども「先生、テレビの見過ぎだよ」
(注:3) 慣れてきたところで、再度「下手に落ちたら、大ケガするよ。」と注意します。ほどよい緊張感を持つことが大切です。
(注:4) 3年生では、普通の跳び方、かかえこみ跳び(閉脚跳び)、台上前転の3つの技を練習しますが、どの技も、数名の子が、8段までできました。
(注:5) 工夫の一つに、跳び箱の手前に小さな物を置くというのがあります。すると、自然と手が前にでて、腰が上に上がる
のです。
(注:6) 実は、これが一番大事。高学年では、難しくても、3年生くらいだと、実に見事に暗示にかかります。
(注:7) 子ども「先生、どうしよう・・・。」
先生「どうしようかねぇ。」
子ども「うまくできないよぉ。」
先生「うまくできないねぇ。」
子ども「・・・。」
(注:8) 思わず笑っちゃうアイデアもたくさんでましたが・・・。
(注:9) かなりきたない・・・
(注:10) 何とかできそうだと思っていたのですが、これが、結構難しかったです。うまく動くようになったときは、夜の教室で「やったぁ!」と叫んでしまった私です。
(注:11) 自分たちで決めた座席で、授業に支障がでているのだから、次は先生が決めると言ったら、一斉にブーイング。「でも、実際におしゃべり多いでしょ?」と言ったら、何も言い返せなくなってしまいました。
(注:12) ふふふのふ・・・
![]() 「大切なんだね」のINDEXへ |
![]() Topのページへ |