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No.7 【日光1 鬼コーチ 号】                  平成10年9月1日(火)
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夏休みはいかがでしたか。いよいよ新学期のスタートです。夏休みボケだなんて言われないように気をつけましょうね。・・・お互いに。

う〜ん。1ヶ月半も前のことを、今更書くのも何ですが、お子さんの口からは、聞かれなかった日光秘話もあったりして・・・。

まずは準備から・・・

 子どもたちは、全員、次の(1)、(2)、(3)の3つの仕事を分担しています。
 (1) 調べ学習・・・日光に関することを調べ、しおりに載せる。
 (2) 班の仕事・・・班長・副班長・食事・整美・保健
 (3) 全体の係・・・しおり作成・キャンプファイヤー・室内レク・バスレク

 《調べ学習》

資料は、こちらで何種類も用意し、また、図書館や家にあるガイドブックなどを利用して調べます。期間は、5日間。パソコンクラブの時間を使ってワープロで仕上げた人もいます。しおりをご覧いただければ、わかると思いますが、小さな紙面に、結構きちんとまとめて書けています。原稿を書く用紙のマスは、5mm×5mmで、しかも印刷するために、ペンなどで書かなければなりません。私のチェックも厳しく、何度も書き直した子もいます。
 そうそう、小さいマスで苦労した諸君。卒業文集もこれくらいのマスで、ペン書きで、作文用紙2枚分位なので、よろしく!

 《班の仕事》

 基本的には、日光に行ってからの仕事が中心ですが、班長は、出発式、到着式の司会進行、児童代表の言葉があります。また、副班長にも、朝会の司会進行、朝の一言、ラジオ体操の仕事もあります。

 《全体の係》

 3つの仕事の内、この仕事が一番大変だったと思います。
 『しおり作成』係は、○○さんを編集長、2組の△△君を副編集長として仕事を進めていきました。掲載する内容は大体、こちらから提示しましたが、載せる順番、紙面のレイアウト、ページ数などは任せます。調べ学習の原稿がほぼ集まってから1週間で作り上げます。
 最初の内は、子どもたちの自主的な話し合いに任せますが、途中から、どんどん口出しします。「完成までのスケジュールを立てなさい。」「これでは、ページが無駄になるから、もっとつめて書いて。」「これでは印刷したあと、ホチキスでとじられないから、レイアウトを変えて。」と、厳しく注文を出しました。誤字脱字は、かなりあったもののどうにか間に合いました。
 『キャンプファイヤー』係も、最初の頃は、自分たちの話し合いで、係分担したりしていました。私が『しおり作成』係についている間は、それで進めてきました。しおりが完成したので、今度は、『キャンプファイヤー』係の仕事が、どれくらい進んでいるかチェックしました。すると、一応係分担はしてあったものの、まだ、全体のプログラムの流れがはっきりしていないので、全員でもう一度、全体の流れを確認し、係を分担し直しました。
 2日後、それぞれの分担を元にリハーサルを行いました。そこで、私の言った言葉は、「おもしろくない!!」でした。「次は、○○です。」なんて言うだけの司会なら、いらない。やる人が照れていては、見ている方はつまらない。説明が長すぎる。説明している本人が、内容を把握していない。間が空きすぎる。・・・等々、それは、もう、鬼コーチの様です。

鬼コーチの心うちは・・・

 『しおり作成』にしても『キャンプファイヤー』にしても、係の子どもたちは、一生懸命、自分たちなりに考えています。今までなら、その過程を大切にし、私のアドバイスを加えながらも、子どもたちの考えたことを中心に作り上げていました。それなのに、今回は、子どもたちの考えを否定するような発言や、注文を出しました。それは、結果を重視したからです。今までは、基本的に「うまくできなくたっていい。自分たちなりに一生懸命頑張ったんだから・・・。」という考え方で指導してきました。でも、今回は、違いました。
 彼らが将来社会に出たとき、「一生懸命頑張ったけど、わかりづらい報告書」や「自分なり努力したけれど、つまらないプレゼンテーション」が認められないことを知ってほしかったからです。
 努力は大切です。でも、結果も大切です。結果がうまくいって、初めて努力が認められることだってあるのです。このような厳しい現実もあることを知ってほしいのです。
 これからも、私は、結果よりも、過程を大切にして、指導していきたいと思います。だからこそ、今回は、ちょっと逆の立場で指導してみました。
 さて、『室内レク』はというと、私の担当外なので、はっきりとは、わかりませんが、風のウワサによると、結構、難航している様です。アイデアは、いろいろ出たようですが、それを実現するための準備が、うまくいっていないようでした。
 えっ?『バスレク』ですか?もちろん『バスレク』と言うくらいですから、各クラス毎なのでうちのクラスの『バスレク』係は、私の担当です。で、私が、どんなアドバイスをしたかと言うと・・・。何もしていません。全部、任せきりです。一度、「バスレクの方は、大丈夫ですか?」と聞いたら、「大丈夫です。」と答えたので、一切、介入していません。
 ふふふっ、これで結果は、どうでるか・・・。

う〜、鬼ィ〜!!   (つづく)





No.8 【日光2 晴れ男です!! 号】                平成10年9月2日(水)
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天気予報では、1日目:曇り、2日目:曇りのち雨、3日目:曇りという、いやな予報が出ていました。昨年に続き、今年もか・・・。

 言い訳するようですが、はっきり言って、この時期の日光は、天気は良くないのです。しかも、山に近いので、雷もよく発生します。(なんせ、一般家庭の屋根の上に、大きな避雷針が立っているのですから。)決して、私のせいではないのです。

いよいよ出発だぁ!!

 なんて心配もなんのその、当日の朝は、快晴とは言えなくても、雨の降りそうな気配はありません。うん、やっぱり、私の日頃の行いの良さだなぁ。
 出発式も問題なく済み、「いってきます!!」と元気にあいさつし、学校を後にしました。ところで、当日の朝、○○君が急に熱をだし、不参加になってしまいました。この知らせを聞いた子どもたちも、すごく残念そうでした。
 ○○君、参加できなくて残念でしたが、せめて、この学級通信を読んで、日光に行った気分になってくださいね。
 さて、バスに乗り込むと、自分たちで決めた座席に座り、見送りの保護者の方々に手を振りました。

バスレクの使命とは・・・

 バスは、高速道路に入り、いよいよバスレク係の登場です。トップバッターは、○○、△△の「○△コンビ」がクイズで盛り上げてくれました。
 バスレクは、簡単そうに見えますが、実は、非常に重要な役目が隠されているのです。それは、バスレクの盛り上がり方によって、酔ってしまう子が出るか出ないか決まってくるのです。しかも、休息をとりたい子もいるので、ただ、大騒ぎしていればいいというもんでもありません。とにかく、途中、多少気分が悪くなった子もいましたが、酔うほどではなく、楽しんで車中を過ごしました。ただ、行きのバスだけで、バスレクのネタが無くなってきてしまいました。さて、帰りのバスレクは、どうなることでしょう。

ちょっと、はしゃぎ杉・・・

 1日目は、宿舎に着く前に、杉並木公園、足尾銅山、霧降の滝、日光博物館などを見学します。
 杉並木公園は、様々な水車があったり、高山植物の植物園がありますが、何と言っても、その杉並木が圧巻です。写真を見てもらえばわかると思いますが、本当に大きい杉です。日光の杉並木には、最初に植えられた太郎杉、幹の途中から桜がはえている桜杉、根元がイチョウの形をしているイチョウ杉など、有名な杉もたくさんありますが、やはり、車道沿いなので、最近は、枯れてきてしまい、その保存にいろいろな対策が考えられているようです。

おばけ屋敷じゃないんだよ

 お昼を食べた後、足尾銅山の見学です。足尾銅山は、2学期に社会で勉強しますが、暗い歴史で有名なところです。しかしながら、まだ学習していない子どもたちには、もう一つピンとこないようで、江戸時代から行われている銅の採鉱の様子を説明している人形の顔に大笑いしています。(笑っちゃいけないなぁと思いつつも、東京タワーの蝋人形館のようで、やっぱり、笑ってしまいます)しかも、入口には「銅ぞ、こちらへ」なんて、シュールなダジャレの看板まであり、なかなかです。
 入口で待っていると、トロッコ列車がやってきて、ディズニーランドのアトラクションのようです。子どもたちは、ワクワクして乗り込みますが、坑道に入って1分足らずで終点です。あとは、延々と暗い坑道を歩いて、各所にある採鉱の歴史を見学します。
 真っ暗な坑道を歩きつつ、お化け屋敷さながら、キャーキャーワーワー騒いでいます。途中、なぜかブラックライト(白い服が光って見えるヤツ)があったり、「宇宙時代の採鉱」 (意図は分かるんだけど、妙にそぐわない展示物なのです。)なんて展示もあったり、何か「足尾銅山」というイメージに合いません。
 でも、よくよく考えてみると、わたしたちの持っている「足尾銅山」のイメージは、いわゆる「鉱毒事件」なので、その暗いイメージを払拭しようという町の人たちの努力かなあと思ったりもしました。

(もちろん、まだ続く)






No.9 【日光3 TOTOベンキ 号】                平成10年9月3日(木)
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お昼も食べて元気いっぱいになったら、(朝早かったせいか、みんな『腹へったぁ〜』コールの連発でした。)次は霧降の滝の見学です。

青春って何だぁ〜!!

 霧降の滝に着くまで、またもや、バスレクです。罰ゲームになってしまった○○君と、クラスの半分の人たちを待つものは・・・。
 ところで、霧降の滝は、普通の滝と違って、滝のすぐそばから見るのではなくて、谷の反対側から見学します。そのため、霧が発生してよく見えないことが多いので、「霧降の滝」という名前が付いています。(もう一つには、落ちてくる水が細かく、霧のように見えるという説もあります。)
 少しの山道を下ると、観瀑台に出ます。まるで山道の途中に作られたこの場所は大変狭く、大きな岩がごろごろしています。
 罰ゲームの人たちは、「霧降の滝で叫べ」という課題なので、なにやらこそこそ相談しています。聞いてみると、○○君が「青春って何だぁ!!」と叫んだ後、残りの人で「愛だぁ!!」と叫ぶんだそうです。まったく、こんなこと考えるのは、誰に似たんだか・・・。
 でも、いざついてみると、観瀑台で叫ぼうかどうしようかごちゃごちゃやっているので、後から来るお客さんに迷惑なので、残念ながらやめさせてしまいました。もう、カメラもって待っていたのに・・・。今回、できなかったので、卒業式の後にでもやってもらいましょう。

秘密の扉あり

 次は、日光博物館です。ここは、大正天皇の避暑の別荘として建てられ、戦争の時代には、今の天皇も疎開場所として利用され、その後、日光の動植物、昆虫、鉱物などが展示される博物館となったところです。銅ぶき屋根の日本風、3階立ての建物で、社会で勉強した書院造になっています。手作りの窓ガラスや、健康をチェックするために、下から○○○を取り出せるトイレ、1枚板の杉戸などもありました。特に「この先は非公開です」と掲示してある非常警報付きの扉があり、みんな、興味津々でした。(中に何があるのかというと・・・、教えてあげないよ!ジャン!)
 ちなみに、みんなが泊まる○○ホテルは、このすぐとなりで、この御用邸の跡地に建てられています。こうして一日目の見学も終わり、宿舎に到着しました。この後は、お風呂に入り、夕食を食べて、そして、みんなが楽しみにしているキャンプファイヤーがあります。

みんなで踊ろう!!

 いよいよ、キャンプファイヤーの時間です。日光博物館を出たときに、急に雨が降ってきましたが、その雨もやみ、地面が少し濡れているけれど、どうにかできそうです。
 係の子たちは、食事が終わると、マイクや火の神の衣装など、急いで準備します。始まる前から、踊り出す人もいて、気分は、すでにキャンプファイヤーです。
 校長先生、扮する火の神が登場し、4人の人に火を分け与え、いよいよ点火です。勢いよく燃え上がる炎を囲み、「燃えろよ燃えろ」を歌います。
 ゲームや班の出し物で盛り上がった途中で、キャンプファイヤー係からのプレゼント。「TOTOベンキ」の踊りです。キャンプファイヤーといえば、訳の分からない踊りをよくやりますね。例えば、「円盤音頭」とか「花火」とか知っている方もいるかもしれませんね。その他にも「クワガタ音頭」「三ツ矢サイダー」「大工のキツツキさん」「ギンギンギラギラ」「カラス」「鳩ポッポ」「おふろ」「キノコ、ノコノコ」「シャボン玉」なんていうのもあります。
 「TOTOベンキ」は、かなりみんなにうけました。(実は、続きがあるんですが、あまりに下品な
のでカットさせました。)
 さぁ、みなさんも残暑を吹き飛ばして、元気に踊りましょう!!(踊らないって)

(面倒くさいので、もう、ここらへんで終わり・・・なんて言ったら怒られるので、まだまだ、つづく)




No.10 【日光4 やったぁ!! 号】                 平成10年9月4日(金)
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いかがでしたか?ご家族皆様で、「TOTOベンキ」を踊って、楽しんでいただけだでしょうか。(踊る人はいないって!!)

♪踊れや、踊れ♪

 キャンプファイヤーで歌いたい歌として、係の子が選んだ曲が、ブラックビスケッツの「タイミング」と、SPEEDの「my graduation」です。「タイミング」を歌うときに、係の人が「踊りたい人は、出てきてください。」と声をかけます。恥ずかしがって出ないと思うでしょ?いるんですねぇ。男子数名がこの日のために、密かに秘密特訓していたとかいないとか・・・。
 キャンプファイヤーも宴たけなわ。そして、キャンプファイヤーには欠かせない、フォークダンスの時間です。
 係の子たちと相談しているとき、「やっぱりキャンプファイヤーには、フォークダンスだな。」と言ったら、「えーっ!!」との声。「いや、みんなが決めるんだから、別に先生は、入れなくてもいいんだけど・・・。」と言うと「う〜ん、やっぱり、1つくらいはやった方がいいかな・・・。」ですって。素直じゃないなぁ。本番では、一度、練習していたので、みんな結構、上手にパートナーチェンジをしていました。
 各班の出し物に結構時間がかかってしまい、恒例の「飛び入り」は、カット。そのかわり、子どもたちに、絶対やってくれと頼まれていた「ハレルヤ」ゲームをやりました。
 そして、いよいよ、フィナーレ。最後は、みんなで「my graduation」を歌います。曲の最後の「LaLaLa・・・」と言うところで、司会が最後の言葉を言います。ちょっぴり、ジンと来る終わりかたです。空には、大きな北斗七星が輝いています。前述したとおり、この辺でこんなきれいな星空が見えることなんて滅多にありません。
 みんなが部屋に入った後、係の子たちは誰ともなくキャンプファイヤーの残り火の所に集まりました。そして・・・
「せぇ〜の、やったぁ〜!!」

♪眠れぇ〜、よい子よぉ〜♪

 キャンプファイヤーが結構ぎりぎりに終わったので、洗面、検温など少し手間取りました。それでも、子どもたちは、てきぱきやって布団の中に入りました。でも、9時に寝るというのは、子どもたちには、結構つらいようで、ひそひそ話し声が聞こえます。まぁ、林間学校の楽しみのひとつは、この時間にあるわけですので、いくら、先生が見回ってもそう簡単にやめられません。
 しかし、○○湖の時も子どもたちに話したのですが、寝られない人もいるかもしれないけれど、疲れていて寝たい人もいるのです。子どもたちもそこら辺のことは、きちんとけじめをつけていて、寝られない人も、寝たい人に迷惑はかけないよう心がけていたようです。今年は、○○湖の時ほどこんがらがって寝ている子はいませんでしたが、それでも、人のおなかの上に足を乗っけていたり、布団をけとばして、おなか丸出しのくせに、その布団を顔にかけて寝ていたり、「それは、違います!!」と寝言を言ったり、まぁ、笑わせてくれます。

華厳の滝と言えば・・・

 9時に寝るのは、つらいけど、6時に起きるのは、もっとつらいようで、朝の体操をしながらも、顔はまだ起きていません。それでも、食事の時間には、元気いっぱいになり、戦場ヶ原のハイキングに意欲満々です。
 準備を整え、バスに乗り込み、いざ、出発です。最初の見学場所は、華厳の滝です。華厳の滝と言えば、心霊写真が有名なので、「先生、華厳の滝で写真撮るの?」と何度も聞いてきます。
 日光林間学校で一番迫力ある眺めの滝は、華厳の滝です。渇水の時期などは、水量を制限することもありますが、今年は、大変水量も多く、本当に『滝』という感じで迫力がありました。滝壺付近には、舞い上がる水しぶきで虹がかかったり、はるか眼下には、木立の中に鹿がいたりしました。

(やっぱり、つづく)






No.11 【日光5 晴天は誰のせい 号】             平成10年9月5日(土)
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華厳の滝を後にして、中禅寺湖沿いにバスは走ります。そして、戦場ヶ原をぬけて、湖のはじから温泉がわき出ている湯の湖へ。

刑法 第○条ひっかかる?

 湯の湖から、少し離れたところに、この付近一帯の源泉地となっている所があります。ここの温泉は、弱アルカリ性。リトマス試験紙でも分かりますが、今回は、pH試験紙の方がはっきり分かるので、そちらを利用しました。お湯の中に十円玉を入れると、硫黄と銅が反応して硫化銅になり、黒く変色します。温度は50〜70度と言われますが、わき出てる部分はもう少し、低く手を入れられるます。他の学校も来ていて、写真のように、満員御礼状態です。10円玉を黒く変色させるには、じっと持っていなくてはならないので、結構、大変です。
 でも、よく考えてみると、日本銀行発行の硬貨をこんな風に化学反応させるのってもしかして、犯罪・・・!?

ハイキングの始まり、始まりぃ〜

 源泉の見学後、宿舎から届いたお弁当を受け取り、またもや、バスに乗って湯滝に向かいます。湯滝から、いよいよハイキングの始まりです。距離的には、結構ありますが、アップダウンは少ないので、○○湖の○○山よりは楽なはずですが・・・。
 湯滝は、右の写真のように、普通の滝と違い、川の水がそのまま流れ落ちているような滝です。水量が湯のように豊富なことから、『湯滝』と言われます。
 この湯滝の観瀑台を通り抜け、川沿いにてくてく歩いていきます。斜面沿いに歩くので、所々が木道となっていて、結構歩きやすいです。
 このハイキングの途中の池のほとりで昼食を食べる予定なのですが、この日の戦場ヶ原は、結構、こんでいて、昼食場所が確保できるか心配です。それでもどうにか、うまい具合に場所が確保できました。
 多少、息づかいが荒い子もいますが、全員遅れることなく歩くことができました。さぁ、お楽しみのお弁当タイムです。みんながお弁当を食べていると、池のカモが飛んできて愛嬌を振りまきます。
 昼食が終わると、ハイキングの再開です。木立を抜け、今度は、いよいよ本当に戦場ヶ原に入ります。湿地帯となっている戦場ヶ原は、延々と木道が続き、すれ違う人たちとも自然と「こんにちは。」とあいさつを交わします。
 いつもの年なら、カンカン照りの中か、雨の中の強行軍なのですが、今年は、行いのよい担任のおかげで、雨もなく、涼しい風を受けながらのハイキングです。
 木道の途中で止まり、目を閉じて自然の音に聞き入ります。遠くで鳴くウグイスの声がかすかに聞こえます。雄大な湿原を渡ってくる風の音が聞こえます。途中で休憩した場所では、ほんの4,5m先で鳴くウグイスの姿まで見ることができました。
 戦場ヶ原のハイキングで、子どもたちの流行は、トンボとりです。みんな、必死に指をぐるぐる回してトンボを捕まえようとします。トンボは、サッと逃げ、友達の帽子の上にチョコンととまります。

(はい、みなさん、ご一緒に『つ!づ!く!』)






No.12 【日光6 今日は8/23 号】                平成10年9月7日(月)
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ハイキングも、残すは、竜頭の滝と養魚場のみとなりました。涼しい風の中、バテる子もなく、みんな元気に歩き続けます。 

The Dragon head Falls

 源泉のあった湯の湖の水が、湯滝となって流れ落ち、大(だい)谷(や)川として一帯に戦場ヶ原という湿原を作りました。そして、その水が竜頭の滝となり、中禅寺湖に流れ込みます。子どもたちは、その水の流れに沿って歩いてきたわけです。ちなみに、この中禅寺湖の水が流れ落ちるのが、華厳の滝で、その後、大谷川は、東照宮のすぐそばの○○ホテルの裏手を流れていきます。
 ところで、心霊写真と言えば、華nikkou_tizu厳の滝ですが、ちょうど日光に行く数日前に『アン○リー○ボー』という番組で、竜頭の滝の心霊写真が出たものですから、子どもたちには、こちらの方が興味津々のようです。竜頭の滝は、川が長い岩のすべり台を流れ落ち、その最後のところに大きな岩があり、川が二手に分かれて滝として流れ落ちています。その岩が、竜の頭、二手に分かれた滝が竜の白いひげというわけです。・・・と、言うわけで、右の写真[削除]に何か写っていますか?
 竜頭の滝からほんの5分ほど歩いたところに、養魚場があります。マスを中心にいろいろな魚が飼育されていますが、子どもたちに一番人気だったのは、チョウザメです。「どれ!?どれ!?キャビアの魚ってどれ!?」
 この養魚場は、はっきり言って、たいしておもしろいものではありませんが、いけすに流れ込む水路の水にさわれます。この水が冷たいのなんのって!!最初は、10秒も手を入れていられないくらい冷たいのです。さぁ、我慢大会の始まりです。3分を越えるあたりで、手の感覚が無くなり、冷たさも感じなくなります。最後まで頑張った子は、5分以上も手を入れていました。

 養魚場の近くの駐車場で待バスに乗り込み、これで、戦場ヶ原のハイキングもおしまいです。思ったよりきつくなかったせいか、子どもたちの顔もさわやかです。でも、実は、まだ、恐ろしいことが待っているんですね。行きにその話はしていたけど、みんな忘れているようだな・・・。ふっ、ふっ、 ふっ、のふっ・・・・

本当に、曲がりきれないこともあるんです

 そうです。特に車酔いする子には地獄の坂道、『いろは坂』が待っているのです。もちろん、行きにもいろは坂はありましたが、そちらは、カーブがそれほどきつくないのです。そのためか、子どもたちは、結構、余裕でした。しかし、帰りのいろは坂(『いろは坂』には、第1と第2があり、上りと下りに分かれているのです。)は、いわゆるヘアピンカーブの連続です。(あっ、今、『マッハGO!GO!GO!』の主題歌を思い浮かべたでしょう?)
 こんな風に、おどけていますが、このいろは坂で車酔いしてしまうと、ここでは書ききれないほどに悲惨なのです。車酔いさせないためには、酔い止め薬を飲む、梅干しを食べる、手のひらに「人」という字を三回書いて飲む(ちが〜う!!)・・・といろいろありますが、一番の防止法は、『騒ぐ』なのです。子どもたちをいかにバスの中で大騒ぎさせるかがカギなのです。そこで・・・、

 ・・・と、まぁ、こんな調子で運転手さんまで巻き込んで、カーブを曲がる度に「運転手さんの素晴らしいテクニックに拍手〜!!」と言ったり、カーブ毎に書いてある「いろはにほへと」の文字を叫んだり、ぐらんぐらん揺れるバスの中で、大変な盛り上がりようです。
 いろは坂を下り切ったとろで、大きな拍手が巻きおこったので、運転手さんも気をよくしたのか、バスガイドさんに「やってくださいよ」と頼まれたからか、「ジェットコースター」 なる必殺技までやってくれました。

(あぁ・・・、いつの間にか、夏休みも終わろうとしている・・・けど、まだ、つづく)






No.13 【日光7 室内レクはいかに・・・ 号】          平成10年9月8日(火)
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ハイキングの疲れも何のその。夕食もおなかいっぱい食べ、いよいよ、室内レクの時間です。日光に来てまで、準備を続けていた室内レク係。はたして・・・。

'98 幻の日光オリンピック〜そして永遠(とわ)に〜

 日光1 でも書きましたが、室内レクの係は、なかなか内容が決まらず、ぎりぎりまで準備をしていました。こちらに来てからも、空き時間を使って、なにやら準備をしていました。レクの内容は、いわゆる室内オリンピックの様なものです。でも、種目数がとても多く、時間内に終わるかが心配です。
 種目は、全部で7つ。班から、選手を出して競う種目や、班の全員で競う種目など、様々なアイデアで楽しい工夫がなされています。

 当初、予想された心配とは裏腹に、大変楽しく盛り上がりました。キャンプファイヤーもそうですが、ひとつの企画を成功させるのはとても難しいことです。いろいろなことを想定して、事前に十分準備しても成功するとは限りません。その場その場で判断して、場を盛り上げていくことも大切です。キャンプファイヤーも室内レクも、はっきり言って「遊び」ですが、このような中にこそ、将来、社会に出てから、本当に必要になる力が育っていくような気がします。

「日光見ずして、結構言うなかれ」

 さて、いよいよ3日目に突入!!3日目は、東照宮の見学だけで、比較的余裕があり、ゆっくり見学できました。東照宮は、宿舎から歩いていける距離にあります。
 ガイドさんを待っている間に、→のよう[写真削除]に「インタビューごっこ」をするなど、3日目にして、子どもたちは元気いっぱいです。
 ガイドさんの案内で見学が始まりました。輪王寺、相輪塔、五重塔、三猿、陽明門と順番に見学していきます。

 事前の調べ学習で、東照宮担当だった子は、特に自分が調べたものの説明は、熱心に聞いています。
 大きな円筒形の石を積み上げて作られている大鳥居や、五重塔の中には地震対策のために、大きな柱がぶら下がっているなど、荘厳な美しさの中にも、当時の建築技術の高さに感心してしまいます。

To be continued!!






No.14 【日光8 学んだものは 号】              平成10年9月10日(木)
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途中、ほんの少し雨が降ってきましたが、それもすぐにやんでしまいました。雨に濡れた東照宮もなかなか風情のあるものです。 

♪雨に濡れながらぁ〜♪(この歌、知らないだろうなぁ・・・)

 楽しみいっぱいの日光林間学校ですが、もちろん、このように真剣に学習もしています。
 一度くらい説明を聞いても、すべて覚えられるわけではありませんが、やはり、自分の目で実際のものを見るということは、教室で勉強したり、本で読んだだけでは得られない何かを教えてくれます。
 陽明門をぬけ、眠り猫の下をくぐると家康の墓があります。長い階段を数えながらのぼって行くと、東照宮の派手さに比べて、以外と小さいお墓にちょっと驚いたりします。本殿の見学では、前に座るほど格が上の大名だったと言う話に、「へへっ、オレ、80万石・・・。」と喜んでいます。鳴き竜は、数年前までは、自分で手をたたいて、その反響音を聞くことができたのですが、現在は、時間節約のためか、係の人が拍子木を打って音を聞かせます。最後に行った二荒山神社にある「縁結びの宿り木」では、しっかりお願いしている女子の姿もチラホラ。まったく、おませさんです。

♪今日でぇ、お別れぇ〜♪(この歌も、知らないだろうなぁ・・・)

 東照宮の見学も終わり、いよいよ宿舎ともお別れです。4校一緒の閉校式で、児童代表として○○さんが、お礼の言葉を言ってくれました。大変、堂々と言うことができましたが、内心かなりドキドキしていたようです。
 閉校式が終わるとすぐにバスに乗り込み、一路、東京へ!!日光とお別れするのは、ちょっと淋しいけれど、心はすでにおうちの方が待つ我が家へと飛んでいるのでありました。
 ところで、行きのバスで、すでにネタ切れ状態だったバスレク係。「先生ぇ〜」と助けを求めてきたけれど、「どうしようかねぇ。(ニコニコ)」と笑顔で突き放す先生。帰りのバスは、疲れている子(or 先生)、眠りたい子(or 先生)も多く、盛り上げ方が難しいのです。とにかく、何かしようと始めましたが、行きと同じゲームなので、みんなのノリも今ひとつ・・・。「しょうがない、先生が何かしてやるか・・・。」と思い始めた頃、少しずつ変わってきました。ゲームの内容にアレンジを加えたり、負けたら歌を歌うなどの罰ゲームをするなど、その場の状況に合わせて進め始めました。○○さんの「はぁい、それじゃ次、いきますよぉ〜!!」の声に、次第にみんなものってきて、行きのバス以上の盛り上がりようです。罰ゲームで歌った○○君の「もののけ姫」のうまさに驚きながらも、バスは、東京へとひた走るのでありました。

 こうして3日間の日光林間学校が終わりました。この3日間で、子どもたちが学んだことは、自然の雄大さや東照宮の荘厳さだけでは、ないはずです。よりよいものを作り上げようと、必死になって計画したり、その場の状況に合わせて臨機応変に対応したり・・・。将来、社会に出たときに、本当に必要になる力を学んだのではないでしょうか。それは、テストの結果や通知表では、見えてこないかもしれません。
 卒業まで、あと半年。子どもたちは、「この6年1組は自分たちのクラスなんだ」という気持ちを大切にして、更に大きく成長していくこと思います。

(ようやく お・わ・り)

《使用機材》 《使用アプリケーション》 《その他》
デジタルカメラ
8mmビデオカメラ(Hi8)
Pentium85MHz相当 PC
PentiumU200MHz PC
ビデオキャプチャ・ボード
レーザープリンタ(600dpi相当)
一太郎 Ver8
花子Ver3.1
SUPER KiD95
PhotoStudio Lite
卓駆★Ver3.41
LHAユーティリティ32 Ver1.16
制作日数 18日間
総編集時間 約33 時間
使用画像容量 約1.2MB
総ファイル容量 約 9.14MB






No.15 【青い空、白い雲 号】                 平成10年9月19日(土)
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2学期が始まって、3週間目に入りました。すっかり、学校生活の調子も取り戻しました・・・よね?

台風直撃!!

 久しぶりの関東地方、台風上陸で、電話連絡網を朝早くからまわして、ご迷惑おかけしました。これだけてんやわんやしたにもかかわらず、通常通りの登校で、子どもたちはちょっぴり、残念がっていました。(不謹慎だとは思いますが、やはりこれが、子どもたちの本音でしょう。)
 台風というと、サザエさんちは、必ず雨戸を板で打ち付けていましたが、現在、そんなことをする家はほとんどありません。(もし、いたら、ゴメンなさい・・・。)また、のび太くんの住む町では、必ずバケツか店の看板が飛んできますが、そんなことも滅多に見かけません。そのため、子どもたちは、台風のすごさというものを、今ひとつ実感していないようです。そこで、私の体験による「屋根が飛んでいた朝」という話をしました。これには、子どもたちもちょっと驚いたようです。この機会に、おうちの方が経験した台風の脅威をお話ししてあげて、防災意識を高めたいものです。 

保護者会、ありがとうございました

 昨日の保護者会で、子どもたちが夏休みを経て、いろいろな面で大人に近づいているという話題が出ました。特に女の子は、着るものにこだわるようになり、男の子は、大人びた言動が多くなって、簡単に親の言うことを聞かなくなったそうです。思春期の入口に入りかけている彼らは、本当に成長して変わってきたことも、ちょっと背伸びしてみたくなっていることもあるでしょう。とにかく、親の対応も今までのように行かなくなるかもしれません。う〜む、難しい問題です。

不審電話に注意!!

 以前にもお話ししたと思いますが、そろそろこの時期になりますと、「卒業アルバムを請け負っている会社の者ですが・・・」とか、「警察の者だが・・・」と偽って、クラスの友達の住所や電話番号を聞きだそうとする不審電話がかかってくることがあります。住所も電話番号も、個人のプライバシーに関わることなので、十分ご注意ください。低学年の弟、妹が電話に出て、教えてしまったというケースもあります。
 尚、そのような電話がありましたら、学校にお知らせください。

たった40字の思い出

 9月9日にプール納めがありました。高学年のプール納めは、校内水泳記録会をかねているので、どの子も自分の記録に挑戦しました。この日が、A小学校のプールに入れる最後の日。騒いでいるその笑顔にも、何か寂しさが漂います。
 その日の宿題は、プールについての作文。「えーっ!!」と露骨にいやがる声。それに対して、私が「今回の作文の条件は、『40字以内で書く』です。」一瞬、短くてホッとする顔。「う〜ん、40字以内ということは、作文用紙の2行分だな・・・。」という声に、まともや「えーっ!!」たった40字の中にまとめるというのもなかなか難しいものです。

「夏休みのプールはPTAプールしか行けなかったので残念だった。」
「僕はプールで一番よかった所は、水泳の級が2級まで行けたことです。」
「ぼくは、6年になってから少し平泳ぎがおそくなり、タイムが10秒も下がってしまった。」
「六年間で二十五メートルできたので、最高の思い出になりました。」
「私は、あまり好きでなかった水泳がA小学校で習って六年、今ではとても大好きです。」
「A小学校最後のプールでわたしはこれで学校のプールがおわりなんていやでした。」
「3年生のころから狙っていた平泳ぎが、この6年の最後になってもできなかった。」
「最後のプールだったけどたくさんの思い出を大切にしていきたいと思います。」
「四年生から練習していたクロールができてよかった。」
「わたしは、A小のプールで50m泳げるようになりました。A小のプールありがとう。」
「わたしは、六年間のプールで自分のできなかったところが全部できました。」
「最後のプールは記念に残った。リレーは負けたけど水中バレーは勝ててうれしかった。」
「ぼくは泳げなかったけどみんなと遊んでいる内に泳げました。プールに感謝したいです。」
「私は、六年生最後のプールなので、色々やれてすごく楽しかった。またはいりたいです。」
「私は学校のプールに入りたくないと思っていた。でも最後と言われたらさびしく思った。」
「最初のころは、プールがとってもきらいでしたが、今ではとっても好きになりました。」
「この間一年生で入学して学校のプールに入り始めたのに、あれから六年間は早かった。」
「六年生最後のプールで二組に勝てたのがうれしかった。ボールゲームをがんばりました。」
「ぼくは、A小学校記ろくにもうすこしでした。それにくらべて、○○さんはすごいと思った。」
「小学校生活最後の水泳記録会では、クロール二十五メートルのタイムが早くなった。」
「六年生最後のプールは、とても楽しかったです。記録会や、ボール投げも楽しかったです。」
「低学年、大嫌いだったプール。高学年、もっと泳ぎたいのに、小学校では、泳げない。」
「・・・」
{ ○君は、日本語で書けないので掲載できませんでしたが、中国にいるときは、泳ぎを教わったことが一度もないのに、一生懸命頑張って少し泳げるようになりました。

 もちろん、中学校に行ってもプールはあります。でも、子どもたちは、あの青い空にぽっかり浮かんだ雲をながめながら、流れるプールをやったり、浮島に飛び乗ったり、必死になって記録に挑戦したり、先生の背後から思いっきりボールをぶつけたりした日々を、A小のプールから聞こえる後輩たちのはしゃぐ声を聞くたびに思い出すことでしょう。 






No.16 【今頃、○君は・・・ 号】                 平成10年9月29日(火)
Bar01d

さて、この学級通信は、遠足から元気に帰ってきた子どもたちから受け取ったのでしょうか。それとも、3回目のお弁当作りを知らされた時でしょうか・・・。

まさかの遠足延期・・・

 前回、24日は、天気予報では、どうにか前日までに通過してくれそうだと期待していたのですが、雨が残ってしまいました。当日は、午後から晴れて来るという予報でしたが、森林公園はまだ雨が降っていて、アスレチックや地面がぬかるんでいることを考慮して9月29日に延期しました。そして、今日。はたして、遠足は実施されたのでしょうか。この学級通信を書いている今(28日夜中)は知る由もありません。
 今回の遠足は、森林公園内を班で自由行動にするため、どの班も細かな計画を立てていました。森林公園は大変広く、自転車でゆっくり一周すると2時間近くかかります。それだけ広大な場所で子どもたちに自由行動させるということは、学校としてもたいへん勇気がいります。もし、ケガをしたら・・・、もし、パンクしたら・・・。そう考えると、全員をアスレチックまで連れていって「はい、ここで○時まで遊びます」とやった方がどんなにか安心していられるか分かりません。けれども、ここ数年のA小学校の高学年の遠足は、年々、その自由度を増しています。また、5年、6年と2年連続で同じ場所に行くので、飽きないようにひと味付け加えたりしています。
 いつも子どもたちに話しているのは、「今年の遠足でのみなさんの行動によって来年の遠足の内容が決まります。」ということです。自由行動をするということは、責任を自分たちで背負うということです。高学年として望ましくない行動をすれば、次の年は、全員で団体行動をする遠足になってしまうのです。
 詳細な計画、臨機応変の対応、そして、班の協力を必要とする高学年の遠足。その責任を背負った上で楽しむことができれば最高です。

思い出に残る全校集会を・・・

 毎年、子どもたちが楽しみにしている全校児童集会。今年は、うちのクラスの提案が代表委員会(児童会)で採用され、オリエンテーリング風のお店やさん集会になりました。その名も「○○[学校名]わくわくフェスティバル」。最初に、校内のどの場所使うか決めるように代表委員会から質問があったので、せっかくだから体育館を使いたいという希望を出し、それが認められました。そして、いよいよ何をやるか話し合います。出された案は、「お化け屋敷」「迷路」「ケンパゲーム」の3つです。「ケンパゲーム」というのは、フラフープなどをおいて、それをケンケンで進んで行き、障害物を越えたり、時間内に回ってくるなど、今回創作されたゲームです。
 最初に、質問、そして賛成意見や反対意見が交わされます。うちのクラスの悪い癖で、すぐに相手の提案に対し、重箱の隅のつつき合いが始まります。お互いに全体像が見えていないのに、「〜という場合はどうするんですか」と特殊な場合を想定して、相手をやりこめようとします。ひとしきり、重箱の隅のつつき合いが終わると、次に「それではつまらないと思う」とか「楽しくないと思う」という感情論にはしります。おもしろい、楽しいというのは、主観ですので、話し合いでどうにかなるもではないし、別の見方をすれば、どのような内容でも、やると決まってから、楽しくなるように工夫していけばよいことです。
 しばらく話し合った後、各自どれがいいか意志表示をしてもらい、グループ毎に分かれて話し合いました。「お化け屋敷」が5人、「どの意見にも賛成しない」が一人、残りの人が大体半数ずつ「迷路」と「ケンパゲーム」に分かれました。
 今回は、間に遠足もあり、時間もないので、ここで2時間ほど話し合った後に私が口を出します。

 ぐうの音も出ない子どもたち。日光の準備の時の鬼コーチの再来です。とにかく、次回の話し合いまでに、より具体的に再提案することにさせました。翌日、どのグループもかなりの細案を持って再提案しました。どの意見にも賛成しなかった一人の子は、的当てやボーリングなどのゲームを提案し、それをケンパゲームの中に組み入れることにしました。
 子どもたちの話し合いが、変わってきます。より、論理的な質問をします。相手の意見を好意的に理解し、その上で不明確な点を質問してきます。今回の話し合いで、まとまりきれないグループの意見が消えていくかなと予想していましたが、どのグループもよく考えて質問に答えていきます。結局、どの意見も消えずに、最後は無記名投票で決めることにしました。私は、最後の全校児童集会を思い出に残るものにするということを念頭に置き、今の意見にこだわらず投票しようと話しました。結果は、「お化け屋敷」に決まりました。全員の大きな拍手がまきおこりました。決まった後、子どもたちの顔はなぜか晴れ晴れとしています。採用されなかった意見の子もふてくされたりしていません。
 一人一人の考えが、3,4時間もかかった話し合いを変え、その話し合いが、子どもたちを変えました。

 ・・・でも、今からが、全校児童集会の始まりなのです

 〜お知らせ〜

 急なことですが、○君が中国に帰国しました。日本語もずいぶん覚えてきたのですが、母国語の中国語をしっかり勉強するために、家族と別れて学校に通うそうです。みんなとお別れもできないほど、急な帰国でしたが、2月頃には、また戻ってきて、中学校に進学したいそうです。その時まで、しばしのお別れです。  文字通り、再見!!





No.17 【今回も、字ばっかり・・・ 号】             平成10年10月17日(土)
Bar01d

お久しぶりの学級通信です。いやぁ、最近忙しくてぇ・・・。書きたいことは、山ほどあったんですけどぉ・・・。うちのパソコンは、古くてぇ・・・。ハードディスクも満杯になっちゃったしぃ・・・。ASU[私の次女]のお守りも大変だしぃ・・・。MOMO[私の長女]のピアノの発表会も近いしぃ・・・。

ケガはしたけれど・・・

 週間予報で雨マークの続く中、9月29日に森林公園の遠足にいってきました。東京ではどしゃ降りになったそうですが、向こうでは、帰りに少し霧雨が降ったくらいで、かえって暑くなく、秋の森林公園を楽しんできました。
 みんな、班ごとに自分たちの立てた計画に沿って自転車で走りまわっていました。私も最後の方で、○○さんたちの班と合流し、植物園やハーブガーデンを見学しました。植物園の近くに芝生の斜面があり、みんなでゴロゴロ転がったり、敷物に乗ってすべったり、結構おもしろかったです。
 しかし、その帰り道に事件は、起こりました。最後の集合場所まで時間が少なくなってきたので、急いで自転車を走らせていました。そのとき、下り坂のカーブのところで○○君が転倒してしましました。両ひざ、ひじ、指をすりむいてしまいました。流れ出る大量の血に本人も顔面蒼白です。でも、すぐに友達がティッシュで血をふいてくれ、救急セットを持っている○○先生のところまでがんばって走ることにしました。○○先生に手当をしてもらい、痛さをこらえ、最後の集合場所まで30分以上も走り続けました。
 けがをしたことは、残念だったけど、心配していろいろしてくれた友達の気持ちをヒシヒシと感じられた一件でした。

幻に終わった『10人勝ち抜きジャンケンゲーム』

 遠足の次に待っていたのは、そうです、全校児童集会の『おばけやしき』です。先生の「ものすごく大変だよ」という忠告も聞き入れず、あれだけ時間をかけて決めた『おばけやしき』です。みんなが、本当に進んで働かないと実現しません。
 最初に、とにかく体育館の舞台の上に作品展で使うパネルを出して、『おばけやしき』通路を考えました。原案は、おばけやしき実行委員の人が考えてきてくれました。実行委員の指示に従ってどんどんパネルを運び出していきます。白のパネルは、立てるために足を取り付けなくてはなりません。木製のパネルは気をつけないとトゲが刺さります。実行委員も一生懸命ですが、うまく指示が通らず、だんだんあせってきます。
 私はというと、そこらへんをうろうろしながら、「ねぇ〜、大変だから、『おばけやしき』やめたらぁ?『10人勝ち抜きジャンケンゲーム』にしようよぉ。」などとほざいております。そう言われるたびに、子どもたちは、「だめっ!!『おばけやしき』やるの!!」とにらみ返します。40分近くかけて全部のパネルを出し終えて、どうにかこうにか形になってきました。そこで、全員が集まり、打ち合わせします。みんな、時間はかかったけど、どうにか並べられたので、うれしそうな顔をしています。実行委員が、何か気がついたことはないかみんなに尋ねます。いくつか意見が出ましたが、どれも今の作業には、直接関係ないことです。唯一、○○さんが、通路の一部がせますぎるのではないかという意見を出しました。 ここで、さっきまでへらへらしながら見ていた先生からのお話です。

 あぁ、なんてひどい先生でしょう。そんなこと最初からいってくれればいいのに・・・。鬼コーチBAKU先生の再登場です。子どもたちの顔は、みるみる意気消沈の表情に変わっていきます。

 『おばけやしき』は、全校児童集会でいつも人気があります。やってみたいという気持ちも分かります。でも、本当に楽しめる『おばけやしき』にするのは、とても難しいのです。最後の全校児童集会ですから、中途半端なものをやってほしくはありません。子どもたちだってきっと同じ気持ちでしょう。この後、まだまだ、書ききれないくらいの色々なエピソードが山ほどあります。特に実行委員の子たちには、泣くんじゃないかと思うくらいプレッシャーをかけました。ちょっとやそっとの計画じゃ、先生にまたつっこまれてしまいます。
 今、こうして振り返ると、ずいぶん前の事のような気がします。当日、6年1組の『おばけやしき』は、大成功でした。怖がって入れない子がいるほど、すばらしい出来映えでした。今まで、私が見てきた『おばけやしき』の中でも最高のものです。セットもBGMも照明も演出も、本当によくできていました。

 愛しい子どもたちよ。あなたたちに実現できないことなんて無いのです。小さい頃に思い描いた将来の夢。宇宙飛行士になりたい、歌手になりたい・・・そんな夢を「どうせ無理だ」と捨ててはいけません。「そんなこと小学生にはできないよ」とはじめからあきらめてはいけません。必ず実現させるんだという気持ちと、一人一人の知恵を集めた計画と、助け合う友情と、ほんのちょっとのアドバイスがあれば、必ず出来るのです。

【おまけ】 いよいよ明日は本番だという日。最後の仕上げをしている子どもたちを見守っていると、○○君が暗闇からすぅーと寄ってきて、遠足でケガした生々しい傷を見せながら、一言。「先生、『おばけやしき』で、僕のこの傷を見せたら、怖いよねぇ・・・。」

うぅ〜、怖すぎる!!

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