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No.27 【さぁ!ラストスパートだ! 号】                 平成9年1月9日(木)

 保護者の皆様、今年もよろしくお願いいたします。いよいよ最後の学期がスタートします。残りの3ヶ月がステキな日々になるようがんばりたいと思います。

 3学期は、学習も生活もまとめの時期です。しかも、6年生には、謝恩会、6年生を送る会(送られる側ですが・・・)、そして、卒業式と大きな行事がたくさんあります。子どもたちとともに、健康に気をつけてがんばりたいと思います。

今年の目標今年の目標今年の目標今年の目標今年の目標今年の目標今年の目標今年の目標今年の目標今年の目標

 中学校生活も頭に入れて、実現可能な目標を考えてもらいました。目標達成のために、しっかりお手伝いしてあげようと思います。
[男子全員の今年の目標(学習・生活)を掲載:省略]

○1月の行事予定・学習予定

[省略]





 
No.28 【母子手帳ありがとうございました 号】            平成9年1月13日(月)

 理科で「電流の働き」という単元に入りました。授業の始まりは、連想ゲームです。

「それでは、『電流』から連想する言葉を言ってください。」という質問に、子どもたちは、様々な意見を出してくれました。
 電気(うん、やっぱり最初は、これでしょう。)、電信柱、電線(『♪電線にスズメが三羽とまってた♪』『あっ、知ってる!伊藤シロウだ!』よく、知ってること・・・)、蛍光灯、豆電球、電気製品、電磁波(う〜ん、難しい言葉知ってるなぁ)、電光掲示板、電波、スタンガン(世相を反映していますな・・・)、電気イス(教育的にあまり望ましくないものですが、子どもの意見は、尊重します)、電子、雷、でんこちゃん(まぁ、連想ゲームですから、いいでしょう・・・)
 ・・・と、電子から、でんこちゃんに至るまでいろいろ連想してくれました。そして、次に、古今東西ゲームです。「それでは、古今東西、電気製品!」
 テレビ、冷蔵庫、洗濯機、掃除機、扇風機、テープレコーダー、パソコン、ラジオなどなど・・・。そして、たくさん出してもらった電気製品を分類し、「光」「熱」「回転」という言葉を導きだしました。この中の「回転」は、モーターの働きであり、そのモーターは、電気を磁石の力に変えることを利用していると説明しました。

 詳しい原理は、これから勉強するので省きましたが、ここで登場するのが、電磁石です。しかし、そんじょそこらにある電磁石ではありません。簡単に離れることを確認してから、単一の乾電池を一個セットします。そして、片方を先生が持って、もう片方を子どもが持ちます。すると、あら不思議。子どもたちは、次から次へと先生に引きずり回されてしまいます。○○君が引っ張った時だけ、一度離れましたが、あとはびくともしません(唯一、逆に先生が引きずられてしまったのは、○○君でした。)最後に、○○さんに出てきてもらい、イスに乗った先生が、電磁石で高野さんを持ち上げました。ちなみに、放課後、○○さんが同じことに挑戦しましたが、途中で離れてしまいました。ということは、この電磁石の力は、○○さん以上、○○さん未満ということになります。二人に「今、体重何キロ?」とたずねたところ、答えは「ナ・イ・ショ」だそうです。女性に体重を聞いたわたしがヤボでした・・・。

 子どもたちは、生活の中で電磁石くらいは、多かれ少なかれ知っています。しかし、乾電池一個の電気が、これほど大きな力を生み出せるのを目の当たりにして、驚いたようです。この驚きは、電磁石というものの知識ではなく、実感です。そして、この実感が理科の学習にとても大切なのです。

それでは、今年の目標(女子の部)です!

[女子全員の今年の目標(学習・生活)を掲載:省略]

新しい先生のご紹介!

今まで、家庭科を見てくださっていた○○先生が、2月出産のため、おやめになりました。代わって△△先生が3月まで授業してくださいます。たいへん朗らかで明るい先生です。詳しい自己紹介は、次号を待て!






 
No.29 【ご心配かけています。予定日は、5日です 号】       平成9年2月1日(土)

 教室のカレンダーには、日にちとは別の数字が書いてあります。そうです。卒業までのカウントダウンです。卒業まであと52日・・・。

最後の調理実習

 家庭科の学習、「楽しい会食」で調理実習を行いました。この学習の目的は、調理実習だけでなく、会食を企画し、お客様を迎えるのも含まれています。○○先生[T.Tの先生]と子どもたちはいろいろ考えて、「お別れ会食」なるものを考えました。卒業するに当たってお世話になった先生方や主事さん方を招待するのです。ただ、授業時間中なのですべての先生、主事さん方をご招待するわけにも行かず、火曜日の4時間目に都合のつく方をご招待しました。校長先生、教頭先生、○○主事さん、○○主事さん、そして、専科の時間で都合のつく先生・・・偶然なのですが、○○先生と○○先生[二人とも4年生の時の担任]がきていただけることになり、子どもたちも喜んでいました。
 さて、教科書では、サンドイッチと飲み物という形で出ているのですが、何を作るかはある程度、自由に考えてもらいました。その結果、卵、ハム、トマトなどのサンドイッチ、ホットドック風の卵サンド、ホットケーキ、白玉フルーツポンチ、飲み物は紅茶とだいたい教科書に出ている物に近いメニューが決まっていきました。

 しかし、どうも普通にやったのでは気が済まない我が6年1組の児童諸君は、たこ焼き(ある班は、『ルーレットたこ焼き』なるタコ、イカ、おもち、納豆・・・を入れるたこ焼き)、牛乳クッキーケーキ(説明してもらわないとわたしもなんだかわからなかったです。)、ソースせんべい、すももアメ(これって調理する物と違うと思うんだけど・・・。子ども曰く『お祭りをイメージしてみました』そうです。)まで出てきました。
 いろいろ出ましたが、お客様を招待するという会の目的とちゃんとおいしく食べられ物ということをきちんと考えさせました。(納豆入りのたこ焼きっておいしいんですって。)

 また、今回の調理実習では、予算を立てて計画するというのも含まれており、それぞれ家にある物を考えて材料も自分たちで購入してきました。多少、買いすぎてしまったり、予算をオーバーしたりしたところもあるようですが、会計報告はきちんと出してもらいます。
 調理が始まると、何がなんだかわからないほど、材料や道具が散乱してきます。でも、よく見ると、それぞれ分担し、手順を考えて仕事を進めています。初めて調理自習をしたときは、包丁片手にキャーキャーワーワー言っていたのが嘘のようです。わたしはと言えば、ガス台や包丁など危険のある物に注意しながらも、ほとんど手を出さず、じっと見ているだけでした。(う〜ん、わたしの包丁さばきが見せられなくて残念!)
 そして、次第に準備が整い、お客様をご招待。ごった返した家庭科室と裏腹に、準備の整ったランチルームは、会食にふさわしい雰囲気に仕上がりました。白玉が粉っぽかったなど多少の失敗はあるものの、お客様には、喜んでいただけたのではないかと思います。

 最後の調理実習。そこでは、子どもたちの計画力、実践力を見せてもらいました。忙しく動き回っている子どもたち、そして、もうすぐ巣立っていく子どもたちを見て、その成長ぶりにじ〜んとしてしまった担任なのでありました。

お待たせしました!○○先生[T.Tの先生]のご紹介です

◆体育の授業で障害走(ハードル)の学習をしました。みんな、とても上手になり、その上達ぶりに驚きました。最後に「楽しかった」という感想もあり、うれしく思います。やはり「5歳児のピアノの練習の法則」(お子さんに聞いてみてください)ですな。◆子どもたちが「詩」を書きました。今回は、「感じたまま」書くことを大切にしながら、比喩、対句、韻をふむ、リズム、そして、どんな言葉が自分の詩にはふさわしいかよく考えて書きました。最後には、みんなで発表し合いました。最初は照れていた子どもたちも、友達の感性にふれて「う〜ん」とうなっていました。◆30日の保護者会では、珍しく(?)BAKU先生の話は15分で終わり、みなさんに質問を出してもらい、中学校についてや親が子どもにどこまで干渉できるのかなどを話し合いました。

○2月の行事予定・学習予定

[省略]





 
No.30 【まだ生まれないんです・・・ 号】                平成9年2月15日(土)

 最後の授業参観は、いかがでしたか。大勢の方にいらしてくださり、大変うれしく思います。

ある保護者のつぶやき

 ふぅ。3階まで上がるのは、結構しんどいな。子どもたちは、毎日、こんな階段を上り下りしているんだなぁ。えっと、6年1組は・・・。あった。おや、まだ授業は始まっていないのか。
 廊下に書き初めが貼ってあるぞ。どれ、うちの子は・・・。相変わらず、へたくそだな。普段書いている字があれだもんなぁ。誰に似たんだか・・・。んっ?でも、他の子の見ると、対して違わないなぁ。そうか、6年生といってもこれくらいなのか。こうしてみると、うちの子もまぁまぁ頑張っている方かな。
 反対側には、詩が貼ってあるぞ。え〜と・・・。あった。何々・・・。ふむふむ・・・。結構いいじゃないか。最後の一行がいいなぁ。小さい紙は何だ?最初に書いた詩か。それをいろいろ考えてこういう風に直したのか。

 もう教室に入った方がいいかな。ここにも、習字が貼ってあるな。あれ、こんな字なのに、五重丸がついているぞ。先生のコメントは・・・。「漢字とひらがなのバランスがいいですね。」・・・か。ちょっとめくって、前に書いたのも見てみよう。ふむふむ。なるほど、こうしてみるとだんだん上手になっているのがわかるなぁ。前に比べるとよくなっているので五重丸なのか。・・・帰ったら、ちょっとはほめてやるかなぁ。
 へぇ、教室の壁にもいろんな物が貼ってあるな。おや、これは全部子どもの字だな。すると、この掲示物は、全部子どもたちが作ったのか?障害者に関する記事・・・、いじめに関すること・・・。こっちには、ハンカチ・ちり紙調べの結果が円グラフになってるぞ。へぇ、毎週、結果を出しているのか・・・。

 あっ、授業が始まった。なんか、ざわついているな。俺なんか授業参観といえば、緊張していたのになぁ。まぁ、逆に考えれば、普段の授業のままが見られるってもんだ。おっ、先生が授業の内容に入ったとたん、静かになったぞ。素早い切り替えだなぁ。おおっ!うちの子も結構集中しているじゃないか。

 先生が「この説明文は、形式段落がいくつありましたか。」と質問したぞ。6年生のくせにみんな手を挙げるなぁ。体のでかい6年生が一斉に手を挙げるとなんかすごいなぁ。うちの子は・・・。挙げてる、挙げてる。先生が黒板に何か貼り始めたぞ。んっ?字がちっちゃくて読めないなぁ。ああ、これは前にノートに書いていることなのか。うちの子もちゃんと書いているのかな。どれ、ちょっと後ろからのぞいてやれ。ふ〜ん、ちゃんと書いているじゃないか。「外来語と日本文化」か・・・。ありゃ、はじっこにマンガが書いてある!こりゃ一度ノートを点検しなくちゃいけないな。

 今度は、先生が何か貼り始めたぞ。「説明1」「事例1」「事例2」・・・。「事例」だなんて、結構、難しい言葉を使っているんだな。「結論」・・・はぁ?「問題提起」に「話題提示」?おやおや最後は「考察」ときたもんだ。本当に小学生でこんな難しい言葉使ってんのかなぁ。
 ふ〜ん。なるほど。それぞれの形式段落に「問題提起」などの言葉を当てはめていくのか。今度は、手を挙げる子も少し減ったな。おいおい、うちの子も手を挙げてるぞ。大丈夫かいな。げっ、指されたぞ。ほぉ・・・。きちんと答えているじゃないか。そうか、今、考えているんじゃなくて、一人一人ノートに自分の考えをまとめてあるのか。んっ?黒板の宿題のところに国語の「構成図」って書いてあるじゃないか。宿題ちゃんとやってきたのか。よしよし。

 それぞれの段落が、結構、スムーズにうまっていくなぁ。(1)話題提示−(2)説明1−(3)説明2−(4)説明3−(5)問題提起−(6)事例1−(7)事例2−(8)事例3−(9)考察−(10)結論か・・・。(9)は「考察」と「答え」というのになっているけど、どっちが正解なのかぁ。えっ、どっちも正解なの?そんなのありかぁ?それで、(4)が「説明3」と「問題提起」か・・・。どっちなのかな。えっ?これも正解を言わないのか・・・。
 う〜ん、でも、うちの子がノートにまとめてるのと比べると、なんか全然違うねぇ。こりゃ、うちのは、はずれだな。

 今度はOHPを使うのか。あれ、どうしたんだ。えっ?OHPが壊れてるって?しょうがないな。でも、授業の前には、ついていたみたいだったけどなぁ。くっくっくっ。先生、内心焦っているだろうな。いやいや、こんなことで笑っちゃ失礼だよな。・・・くっくっくっ。
 結局、OHPを使わないで進めるのか。黒板に図を書き始めたぞ。ふ〜ん、これが構成図か。小学生なのに、こんな難しいのやるのかいな。でも、子どもたちは、分かっているみたいだな。へぇ〜、うちの子も真剣に考えているじゃないか。あいつがあんなに真剣にしているなんて、マンガ読んでいるときか、ファミコンやっている時しか見たことないけどな・・・。
 なるほど、結局、形式段落の(4)が、「説明3」になるのか、それとも「問題提起」になるのかということか。どっちなんだろうな。実際の文章読んでないから分からないなぁ。そういえば、子どもの教科書なんて見たことなかったよなぁ・・・。

 何?先生用の教科書に構成図が載っているって?そうか、ここで正解を出すわけだな。
(1)(2)(3)「話題の提示」−(4)(5)課題の提示−(6)事例1−(7)事例2−(8)事例3−(9)課題の解明−(10)結論か。すると、言葉は違うけど、形式段落の(4)を「問題提起」にしたほうが正解って訳だな。はぁ!?どちらも正解?だって、先生の教科書には、(4)は「課題の提示」って書いてあるんだろう?なんでだ?

 なるほどね。そういうことか。う〜ん、出てくる言葉も難しいけど、やってることも、結構、高度だねぇ。そういわれてみると、うちの子がまとめたのも、まんざらはずれてるってわけじゃないな。帰ったらもう一度よく見てみるか。

ふぅ、やっと終わった。まぁ、うちの子も結構真面目に授業を受けているんだな。感心、感心。そうだ。最後の授業参観だから、一応、先生にあいさつでもしておくか。おい、先生にあいさつするから、おまえもおいで。なんだよ。えっ?恥ずかしいから、やだ?何言っているんだよ。早くおいで。ほら・・・MOMO[うちの長女の名前]


 今回の授業参観を、わたし自身が、6年後の自分と重ね合わせて、保護者の立場に立って書いてみました。子どもたちは、子どもたちなりに一生懸命頑張っています。もし、今回の授業参観でお子さんの努力や一生懸命さが再発見できれば、幸いです。





 
No.31 【どうも予定日が違ってたみたい・・・ 号】           平成9年2月21日(金)

 昨日行われたお別れ球技大会。5年生のみなさんが、6年生の希望を取り入れて企画してくれました。

お別れ球技大会

 昨年は、バスケットボールでした(注1)が、今年は、6年生からキックベースがいいと希望を出し、5年生が企画、運営してくれました。この「お別れ球技大会」は、5年生対6年生で球技を行い、小学校の思い出を作ろうというものです。また、最後には、教職員と6年生でゲームもします。昨年は、綱引きでした(注2)が、今年は、「関所やぶり」というゲームをしました。

 キックベースというのは、基本的には野球のルールで試合を進めますが、野球の球をバットで打つかわりに、ピッチャーが転がしたサッカーボールを蹴るという、おそらく小学校でしかやらない球技(注3)です。
 6年生、5年生がそれぞれ2チーム作り、対戦します。その中で、更にAチームとBチームを作ってほしいといわれましたので、同じぐらいの力になるようにキャプテンがチーム編成をしました(注4)。また、各チームの中でもAとBに分かれています。別に決めてくれとも言われていないのに、どうしてもチーム名をつけると言ってきかない(注5)我がクラスの子どもたちは、次のようなチーム名をつけました。

きなこあげパンズ(注6)
 Aチーム・・・[児童の名前:省略]
 Bチーム・・・[児童の名前:省略]

世田谷にお住まいのサザエさん一家ハウスかがや(注7)
 Aチーム・・・[児童の名前:省略]
 Bチーム・・・[児童の名前:省略]

 わたしも調子に乗って「チーム名を決めるくらいだから、やっぱり旗とか作るんだろうなぁ。」といったので、旗やら横断幕(注8)やらを作り、すずやタンバリンまで用意して、しまいには、どこから持ってきたのかチアガールのボンボンまで持ってきました。彼らの行動力には、本当に頭がさがります。
 さて、開会式(注9)も終わり、いよいよ試合開始です。「きなこあげパンズ」は、着々と点数を上げ、かなりの点差で勝っています。○○君は、タンバリンを持って大はしゃぎです(注10)。ところが、略して(注11)「サザエさん」チームは、初回に5年生に5点も取られ、こちらの攻撃では、0点。回を増すごとに大きく水をあけられ、10点差までいってしまいました。こうなると、最初の陽気さ(注12)はどこへやら。ぶつぶつ文句を言ったり、「一生懸命やったのにぃ〜!」(注13)とおどけてみたり、すみに座ってひなたぼっこ(注14)をしたりとバラバラです。でも、BAKU先生の「あ〜ぁ、これじゃ、明日の体育は、基礎体力づくり(注15)かなぁ。」というオドシがきいたのか、はたまた彼らの底力か、奇跡は、その時起こったのです。
 8回の攻撃で、一人一人が着実に塁に進み、じりじり追い上げ、同点、そしてついに逆転しました。ところが、次の回で、5年生にまた逆転されてしまいました。これまでかと思ったところ、最終回で、再び逆転しました。
 こうして、両チームとも勝利をつかみ、6年生の面目を保てる(注16)ことができました。
この後、先生や主事さん方と「関所破り」というゲームで対決しました。

○○先生 ★ ←←←←←←←← 「きなこあげパンズ」チーム
○○君 ★ ←←←←←←←← 先生や主事さん方
○○先生 ★ ←←←←←←←← 略して「サザエさん」チーム

 このように、★のところの人まで走っていき、ジャンケンをします。勝ったら★をひとまわりして戻り、次の人にタッチします。負けると一度スタートまで戻ってもう一度ジャンケンをしなければなりません。結果は、略して「サザエさん」チームが1位、「きなこあげパンズ」チームが2位、先生方が3位でした。何が強いって、6年代表の○○君(注17)。ジャンケンが強くて、先生方は、6年生の倍は走ったと思います。

 とにかく、このお別れ球技大会でまたひとつ思い出が増えました。3学期になってから、勉強も卒業の準備も忙しくて、休み時間も何かしら仕事をしていた6年生(注18)。久しぶりに心からはしゃいでいる様子が見られました。

【注釈一覧】

  1. 昨年は、バスケットで6年生と対決しましたが、もうボロ負け。来年になったら絶対勝ってやると息巻いていました。
  2. 昨年の6年生と教職員の綱引き対決は、教職員が2勝。まだまだ負けないぞといっていたものの翌日から筋肉痛の嵐でした。
  3. 小学校では、バスケットの前段階としてポートボールをやるのはよく知られていますが、他にも色々創作スポーツをやるのです。キックベースもそのひとつです
  4. うちのクラスは、チーム決めをするときに、よくこの方法を使います。キャプテンは、別室でバランスを考えてチームを作り、その後で自分たちが編成したチームを取ります。こうすることで、チーム決めでいやな思いをすることが解消されます。もちろん、キャプテン同士の話し合いの過程は、門外不出です。
  5. 今まで決めたチーム名の最高傑作は、○○キャプテン率いる「雨にも○○ズ」です。
  6. この間、アンケートをとったリクエスト給食の献立で、圧倒的に「きなこあげパン」が多かったのです。
  7. はっきり言って最後の「ハウスかがや」の意味が分かりません。誰か教えて!
  8. 模造紙で作ったものだから、「ワーイ!」と広げた瞬間に破れていました。
  9. 司会をやった5年生の○○君。う〜ん、いい味だしてるんだなぁ。6年生に人気です。
  10. あまりにはしゃぎすぎて、みんなに「うるさいよ」と言われ、しょげてました。それでも、しゃがんで小さな音でたたいていたのをわたしは知っている。
  11. だって、めんどくさいんだもん。
  12. 「ナイスバッティング」の手拍子をお子さんに教えてもらいましょう。いつでもどこでもやってくれるのは、○○君です。
  13. ウッチャンナンチャンの某番組でやっているギャグ。
  14. 女の子はこれが大好きです。井戸端会議の基礎練習を積んでいるようですよ。(失礼!)
  15. たまに体育の時間にやる腕立て伏せや腹筋運動のこと。音楽の授業の前に腹筋運動するって知ってました?
  16. 普段、下級生をリードして活躍している分だけ、もし、負けていたら・・・。
  17. 実は、クラスでジャンケン大会をして一番強い人を選抜したのです。
  18. 朗読放送、謝恩会、卒業式とやることがいっぱい。現在は、作品展で使ったペットボトルを休み時間に各班交代で整理しています。

[集金のお知らせ:省略]
 A中学校には、パソコンルームがあります。中学校の説明会の時にも、子どもたちは興味を持ってさわっていました。そこで、教育センターにあるパソコンを使って算数の授業をしてあげたいのです。センターのパソコンは昨年度入ったばかりで、かなり性能の高いものです。本校では初めてのことですし、交通費もかかるのですが、ぜひご理解の上、ご協力よろしくお願いいたします。






 
No.32 【謝恩会の練習ご苦労様です 号】                平成9年3月1日(土)

 三月・・・。それは、別れの季節。そして、旅立ちの季節・・・。
・・・なんて、感傷にひたっている暇もないくらい忙しい毎日であります!

これが本当の師走です

 今まで何度か「忙しい毎日を送っています」と書きましたが、比べものにならないくらい忙しいです。先日終わったクラブ発表会の準備、6年生を送る会でやる合唱と合奏、そして謝恩会の準備。謝恩会の準備と一口に言っても、一人3,4役こなしています。そして、もうすぐ卒業式の練習も始まります。それから、朗読放送の練習、お別れ給食会の準備、作品展で使った共同作品の解体作業。え〜い、もう書きたくもない!・・・というくらい忙しいのです。そんな中、計画してしまった教育センターで行うパソコンを使った授業。はたまた、20日遅れの出産。(2月25日に生まれました。女の子です。)名前もさっぱり決まりません。トホホホ・・・。
 でも、ふと我に返ると、愛しき子どもたちと、こんな風に一緒に過ごせるのも、あとわずかなのです。そう思うと、やっぱり・・・。


◆クラブ発表会の進行は、各部の部長さんにお願いしました。始めの言葉は、球技クラブ部長の○○君、プログラムの作成は、器楽クラブ部長の○○さん、科学クラブ部長の○○君、バスケットクラブ部長の○○君、司会は、造形クラブ部長の○○さんと卓球クラブ部長の○○君、そして、終わりの言葉の担当は、バトミントンクラブ部長の○○さん。今回は、忙しくて・・・もとい、子どもたちを信頼して、私は、全くノータッチでした。どの子も頑張ったけど、特に○○さんの終わりの言葉。その素晴らしさに思わずうなってしまいました。◆3月3日に行うパソコン教室を控えて、みんなに聞いてみました。そうしたら、みんなかなりよく知っていました。マウスを使ったことある子も大勢いて、クリック、ダブルクリックも結構知っていました。さすが、私のパソコンでゲームにいそしんでいるだけあるな、○○君!◆3月10日のお別れ交流給食では、6年生のリクエストメニューが出ます。献立表には、秘密になっているのですが、「うん、きなこあげパンは、絶対あるな・・・。でも、カレーじゃないな」と○○君。私が「そんなの分からないよ」というと「だって、別の日にカレーがあるし、結構希望のあったきなこあげパンが他にないもの。」するどい洞察力に私と○○君は、思わず「そうかぁ・・・。」◆○○さんと○○さんと○○君が放課後遅くまで残って何かやっています。見てみると、朗読放送で読む詩の表紙をデザインしていました。○○さんは虹のデザインのために辞典で虹の七色の順番まで調べています。


 謝恩会の保護者の出し物の準備、本当にご苦労様です。この間、ちょっと顔を出したらその力作にびっくり。○○さん、絵がものすごく上手ですねぇ。


 今年の卒業製作は、図工の○○先生と相談して、「陶七宝」に挑戦。みんな、ずいぶんできあがってきました。私も電気炉で焼き上げるのをお手伝いしました。10cm×10cmくらいの各自の作品を周りにあしらった移動式の掲示板。なかなか味があって素晴らしいです。謝恩会でごらんいただけると思います。

○3月の行事予定・学習予定

[省略]

問題1 次のに数字を入れましょう。

  卒業まであと□日。(10点)






 
No.33 【卒対委員の皆様、ご苦労様でした 号】           平成9年3月17日(月)

 謝恩会、いかがでしたでしょうか。お客様や先生方からは楽しかったですとのお言葉をいただき、子どもたちも満足そうです。

「大がかりなお楽しみ会」

 子どもたちは、本当によく頑張りました。卒業式を含めて他の行事は、何らかの形で体験しているのですが、謝恩会は全くの未経験。子どもたちも、どんな風にやるのかイメージがわきません。そこで私が説明したのは、「大がかりなお楽しみ会」という表現でした。
 この「大がかりなお楽しみ会」を行うに当たって、子どもたちが力を入れたのは、各学年の思い出の寸劇です。

1年生の思い出〜入学式〜

最初から、訳の分からない(失礼!)仮面の男が出てきてナレーションを言います。入学式とどういう関係があるのかよく分かりませんでしたが、マイクにエフェクターという機械をつけディレイ(やまびこ効果)をかけました。この怪しい雰囲気(再び失礼!)で始まった寸劇も「ナオミよ」などという細かいギャグも交えて進みます。最後に出てきた○○ママ。当日のリハーサルまでふつうの格好をしていたのにいきなりあの教育ママ風ルック。舞台下でマイクの調整をしていた私まで思わず吹き出してしまいました。

2年生の思い出〜運動会ちびっこ闘牛士〜

このグループは、比較的早くからビデオなどの資料を集め、踊りを再現してくれました。いつも陽気な○○君でさえ、最初は照れてうまく踊れませんでした。ところで、最後の場面で○○君がこけたのは、計算された演技だったそうです。

3年生の思い出〜学芸会構成詩「子どもの世界」

今回の寸劇のグループ分けは、自分がやりたい学年ということで人数の制限は決めませんでした。この3年生のグループ、実は、○○さん、○○さん、○○君のたった3人でした。あとの出演者は、他のグループから借りた人で、台本や構成は3人だけで考えたのです。私は、個人的に「きりなしうた」が大好きになりました。「早くお風呂に入ってよぉ〜」

4年生の思い出〜○○移動教室〜

 とにかくあの○○君の自分を捨てた演技(またまた失礼!)は、友だちもリハーサルの度に笑っていました。また、○○さんと○○さんのスポットライトの中での演技。宿泊時の子どもたちの様子がよく描かれています。ここでも、リハーサルでは、「あっ、先生がきた!」だったのが、「あっ、○○先生[4年生の時の担任]がきた!」とアドリブです。

5年生の思い出〜遠足 ○○公園〜

 このグループも、台本が早くからできあがり、あの秀逸な自転車などの小道具もテキパキと作っていました。○○君の「早く来いよ〜!」「お〜い、待ってくれ〜!」のギャグも笑いました。このグループには、○○君がいたのですが、前日から体調をくずし、当日欠席してしまい、一生懸命頑張っていただけに、本当に残念でした。

6年生の思い出〜日光林間学校6年になって〜

 作文という物を通して6年生を振り返るという構成は、よく考えられていました。実は、このグループも○○さんが演じていたあの役は、○○君の役だったのです。○○君も体調をくずし、午後から学校にきたものの、とても演技できる状態ではなかったのです。しかも、当初、代役になっていた○○君も当日の午前中は、保健室で寝ていたのです。リーダーの○○さんも途方に暮れていましたが、とにかく代わりを立ててやろうということになりました。そして、やはり○○君のあのギャグの連発。しかも、○○君のギャグは、リハーサルの度に違っていたのです。(彼はギャグのネタ本をつくっているんじゃないかな・・・)

 どのグループにも、もちろん、私もアドバイスしましたが、ほとんどは子どもたちのアイデアなのです。あの演技力。みんな、将来大物になりそうです。
 また、今回は、スライドの代わりにパソコンを使って、写真を取り込み、プロジェクターを使って投影しました。「成長の記録」のところのグラフは、表計算のソフトを使って数値を子どもたちが入力してつくってもらいました。パソコンは日本IBMさんから、プロジェクターはエプソンさんから、無料で貸していただきました。実は、この機器は、某小学校の研究発表会で使用した物と同じで、「謝恩会で使うんです」と言ったら驚かれてしまいました(あきれられたのかもしれないです・・・)。実際に買ったら100万円以上もしてしまうのですよ。う〜ん、リッチな謝恩会です。

 さて、クラスの歌「世界でいちばん」は、本当に構想1年、製作6ヶ月です。ちなみに練習は・・・2週間。最初に、子どもたちから、学校生活に関わる言葉を出してもらい、私が作曲し、1番だけ作詞しました。そして、それを元に2番、3番の歌詞を考えてもらいました。最初は歌詞の内容に照れていた子どもたちも、謝恩会のリハーサルを繰り返すうちに、口ずさんでくれるようにもなりました。
 演奏に関しては、○○さんが早くから練習してくれて、こんな風にできないかな、この方がいいんじゃないかなと私と相談しながら頑張ってくれました。ドラムの○○君もベースの○○さんも結構難しいリズムを一生懸命やってくれました。また、ぎりぎりになってどうしてもシンセサイザーの音が必要になり、急きょ、○○さんにお願いしました。それから、実は幻のギターリスト、○○君もいたのです。お兄ちゃんに教わりながら、頑張ったのですが、いかんせん小学生の指でギターの弦は押さえきれませんでした。
 最後まで決まらなかったのが、ボーカル。無理強いはできないので困っていたのですが、「歌うの大好き!」と言っていた○○さんに頼んだら、快く引き受けてくれました。ボーカルのマイクには、歌手の人がやるようにリバーブという効果をかけました。
 こうして、ようやくクラスの歌が完成しました。

 謝恩会が終わったあと、私は子どもたちに話しました。

・・・卒業まであと8日。

 ご心配おかけいたしましたが、2月25日に生まれた、我が家の次女は、ASU[仮名]と名付けました。
また、保護者の方々からのお心遣いに、この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました。





 
No.34 【もうひとつ、別のお願いがあります 号】            平成9年3月21日(金)

 いよいよ、あとは、修了式と卒業式を残すのみとなりました。子どもたちは、この一年間、本当に頑張ってきました。きっと立派に巣立って行くことでしょう。

お湯をかけると・・・

 長いようで短かったこの一年。37名の子どもたちは、それぞれ、本当によく頑張ってきました。時には、悩み、ぶつかりながらも、一人一人の子が、6年1組というこのクラスを作り上げてきたのです。

私が、初めてこのクラスを受け持った時に、こんな話をしました。

 今にして思うと、ずいぶん口やかましいお手伝いさんでしたが、それにもめげずに、子どもたちは、自分たち自身で6年1組というクラスを作り上げてきました。
 謝恩会での、子どもたち用の記念品のマグカップの絵。子どもたちからも保護者の方からも、「先生の絵が描いてないよ」と言われました。「お湯を注ぐと、カップのそこに絵が現れるんだよ」と冗談を言いましたが、書き忘れたのでも、照れくさかったのでもなく、最初から描くつもりはありませんでした。それは、先ほど書いたように、6年1組は、37名の子どもたち自身のクラスだからです。私は、後ろの木の陰に隠れて、星飛雄馬のお姉さんのごとく、立派に巣立っていく子どもたちを見て、涙を浮かべてるとでも思ってください。


 自分たちの手で、自分たちのクラスを作り上げるために、私は、子どもたち自身が考える場を作ってきました。漢字の学習のやり方についても、給食中のおしゃべり禁止についても、できるだけ、話し合わせてきました。また、「先生、これどうしますか?」という質問に「どうしようか・・・」と答えることもありました。そこで、子どもたちは考え始めるのです。

「世界でいちばん」というタイトル

 私は、子どもたちが「このクラスで良かった」と思えるように、お手伝いしてきたつもりです。実は、この学年便りのタイトル、「世界でいちばん」は、この私の願いからつけたのです。
「世界で一番、いいクラス」「世界で一番、立派なクラス」ということではありません。私が願ったのは、クラスの歌の歌詞にあるように、子どもたちが「世界でいちばん、ここ好き」と思ってくれることなのです。ケンカもしたし、イヤなこともあった。先生に怒られたこともあったし、くやし涙を流したこともあった。でも、このクラスが世界でいちばん好きだと自信を持って言えることができればいいなあと思ってつけたのです。子どもたちは、どう思うのでしょうか。その答えは、もうすぐわかります。

卒業式に関するお願い

卒業式は、子どもたちの小学校生活最後の授業です。式の厳粛な雰囲気をこわさないためにも、次のことに、十分ご注意なさるようお願いいたします。

◎カメラ撮影について
【フラッシュ撮影しない。】
 ほとんどのカメラに、フラッシュをしないようにできる設定があるはずです。もし、はっきり写っているかご心配でしたら、ASA400、またはASA800というフィルムを使うとよいと思います。
【巻き取り音がしないようにする。】
 自動巻き取りの「ジィ〜」という音は、本当に困ります。撮影枚数にご注意ください。
 その他にも、最近のカメラでは、焦点合わせの時に「ピピッ」と音が出るものありますので、設定を変えるようお願いいたします。

◎他の方に迷惑のかからないようにお願いいたします。
 お子さんの晴れの姿を写真やビデオにおさめたい気持ちも分かりますが、式の最中に立ち歩いたり、保護者席よりも前に出たりしないようお願いいたします。


 ずいぶん、細かいことを書きましたが、実際に今までにあったことですし、子どもたちも先生方、主事さん方も素晴らしい卒業式にしようと頑張っていますので、何卒、ご協力くださいますようお願いいたします。
 尚、証書授与の瞬間は、写真屋さんが、舞台袖から写しておりますので、ご安心ください。

卒業式まであと4日・・・

問題1 卒業式でBAKU先生は、泣くでしょうか。もし泣くとしたら、
     その様子をに具体的に書きましょう。
(10点)
( )泣かない
( )泣く→その様子(                     )







 
No.35 【ありがとう・・・。そして、さようなら 号】 平成9年3月25日(火)

 ご卒業おめでとうございます。小学校生活の最後の一年間を、37名の子どもたちと一緒に過ごすことができて本当にうれしく思います。

 この一年間を振り返るといろいろな出来事が思い出されます。
 桜の花びらが舞う中、校庭で撮った写真。男女一緒に思い切り遊んだ「めだまやき」。30代の名誉にかけて負けられぬと必死になって自転車で走った○○公園の遠足。必死になって作った日光のしおり。「これ歌って」のリクエストに応えてギターで歌ったあの歌。就寝時間を過ぎても聞きたがった怖い話。からみつく腕をふりほどきながら、大いにはしゃいだプール。自分たちで作り上げるんだと、それぞれが頑張った運動会。何時間もかけて話し合った漢字の練習方法。「実は○○君が好きなの・・・」とこっそり教えてくれたないしょの話。子どもたちのためにどんな授業がいいのか真剣に考えていたCHIKA先生[教育実習の先生]先生の眼差し。意見がぶつかり、何度もやり直して、ようやく完成した共同製作。真っ暗な学校におびえながらもないしょでもらった○○に喜びながら頑張った卒業文集の編集。涙を流しながら、どんなにつらかったかをうち明けてくれたあの時。大人が、50年たっても未だに解決していない問題がたくさんある戦争の話。ないしょで教えた先生の初恋。先生が中学時代に出会った、笑顔がとっても素敵なサリドマイドの障害をもつ先輩の話。みんなで作り上げた世界にひとつしかない「世界でいちばん」という歌。笑いと涙で幕を閉じた謝恩会。そして、今日。卒業式。
 私は、子どもたちにとってどんな先生だったでしょうか。その答えがでるのは、あと何年か先になると思います。それとも、何十年先か・・・いえ、一生その答えは、見つからないのかもしれません。



 私は、大学3年のとき、三重県の泊山(とまりやま)小学校というところで授業をさせてもらえることになりました。5年生の国語の詩の授業で、そのためにゼミの仲間と何ヶ月もかけて、その詩の解釈をし、指導案を作成しました。萩原朔太郎の「竹」という詩で5年生には、少し難しいものでした。
 ゼミのみんなで三重県まで行き、教育実習の経験もない私は、当日教壇に立ったとき、さすがに緊張しました。つたない授業にも関わらず、子どもたちは一生懸命に手を挙げてくれました。一応、指導案通りに授業は進みましたが、その後の協議会では、自分のあまりの情けなさに悔しくて、私は涙をこぼしてしまいました。
 授業をやらせてくださったのは、当時、「国語教育を学ぶ会」の会長をなさっていた○○先生という先生です。協議会の時に、その先生がおっしゃったことは、今でもよく覚えています。

「BAKUさん。泣けるということは素晴らしいことですよ。あなたの授業は、確かにおもしろくない授業でした。子どもたちの目の輝きも全くみられませんでした。でもね、あなたは大学生なんだから、うまく授業ができるはずないんですよ。これでうまくいったら、私たちプロの教師が困ってしまいますよ。今日の授業で学んだのは、あなたです。あなたが一番得をしたんですよ。我々教員は、本を読んだり、研究会をしたりする事も大切ですが、結局のところ、『授業』の中でしか学べないのです。今日あなたが学んだことを、いつか教師になったときに、その子どもたちに返してあげてください。」

 私は、話を聞きながらも涙を止めることができませんでした。私は、このとき学んだことをこの37名の子どもたちに返してあげてきたつもりです。あの時の涙を決して無駄にしたくはなかったのです。

 私が子どもたちと接する上で、いつも心にとめていたことがあります。それは、子どもたちに誰かに恋される人になってほしいということです。
 人が人に恋するということは、その人の素敵なところを見つけるということです。そんな素敵なところをたくさん持った人になってほしいということなのです。それは、例えば、誰かのために涙を流せることだったり、誰かの優しさに「ありがとう」と声に出して優しさを返せることだったり、立ち上がったときにすっとイスをしまえる仕草だったり、見やすいようにそっとそろえてくれる気配りなのです。そしていつか、子どもたちのお父さんとお母さんが恋したように、素敵な恋をしてほしいと思っていました。

 私の願いが通じたのか、子どもたちは、一人の素敵な人間として成長しました。そんな子どもたちとも、今日でお別れです。

 この日が、くるのはわかっていたけども・・・
 だけど、世界でいちばん、
 私は、37名の子どもたちが、大好きです。


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ん?子どもたちと作った歌が
聞きたいって?
じゃあ、特別だよ(*^_^*)